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カテゴリ:紅影オリジナル詩!!
随分、遠くまで流されてきてしまったね 君と僕を乗せた小船はどこへ辿り着くのか 寂しそうに 君は空を見上げている 雨でも降りそうな よどんだ雲行きの朝 Ah、そこに幸せはあった 悲しみのちょうど反対側に隠れて 取り残されたんじゃない ただ少し 怖くて目を閉じていた この暗闇を通り過ぎれば そこは僕たちが探していた 光のある場所 何かの呼ぶ声が 波の飛沫にかき消されてゆく そんな時は必ず 雨降りの風 君は両手を合わせ 祈っていた 神様でも 海でもなく たぶん、自分自身に Ah、そこに愛情はあった 憎しみのちょうど反対側に隠れて 放射状に伸びてゆく 正しさも間違いも意味を成さずに 何もかもをありのままに・・・ 「例え、何もないとしてもね」と、君は微笑む Ah、強く抱きしめ 熱く接吻(くちづけ)よう 満たされるはずのないものを 補うように 僕らが見つけた悲しみを辿って 幸せと安らぎの彼岸へ 真実は、光と闇の彼方に・・・ witten by 紅影勇輝 ←クリック投票にご協力を!! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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