彼女の未来・僕らの未来
また 同僚が1人辞めていく支点は違っていたけど 同じ部署で一緒に長くやっていた人なので 寂しい送別会で 池袋の美人豚に行く他の人は まだ仕事が終ってなかったので 僕と彼女だけで先に行って食べていた「辞めた後 どうするの?」と僕が聞く「実は 次がもう決っていて・・」「どんなところ?」「人材派遣会社の○○○なんですけど」「派遣じゃなくて その会社の社員として?」「そうなんですよ 面接の時に 夜9時ぐらいまで 仕事がありますけど大丈夫ですか? って聞かれたんですけど 今 みんな12時ぐらいまで仕事しているじゃないですか・・ だから 全然平気です って答えましたよー」「休みは?」「土日休みなので 今より全然楽ですよ 給料も上がりますし」「よかったじゃん ココにいても 未来がないもんね・・・」と僕2人でたくさん話した そのうち みんなが来て 改めて乾杯した仕事の話しでも 愚痴でもなく 冗談を言いあい たくさん笑った「今度 みんなで 温泉行こうよ」 と僕が提案する「車で?」「そう 僕の車8人乗れるし 社員旅行もなくなったしさ」「海の近くの温泉がいいな」「やっぱり 伊豆方面だよねー」「素泊りなら 2000円ぐらいであるし」「海が目の前に迫ってくる 温泉があるんだけど混浴なんだよー」「えー やだよー (笑)」仕事の話をすると悲しくなるので 努めて明るい話題を振ったそうやって 楽しい未来を想像しないと 毎日のプレッシャーでみんな つぶれそうだった僕と彼女が2人で飲んでいる時に「先に 辞めてごめんね・・・・」と言った言葉が 耳に残った