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カテゴリ:プチ小説
私の見る夢、毎晩のように見る同じ夢。
それは、あの日。あのヒトに、忘れられた日。 それは、あの日。私が、忘れられない日。 これからも、きっと、絶対に忘れることのない日。 いつものように、変わらない少し暖かい秋の日。 昨日までと、変わりないゆるやかな朝。 私は、カーテンを開けて。着替えて、朝食を作る。 トースト、 いつものように、朝食を作り。珈琲のセットをして。 そして、いつものようにあのヒトを起こした。 起こして、あのヒトは私を見て不思議そうな顔をした。 そして、私に『君は、誰だい?』と…。 いつもと変わりない幼く見える顔で問うのだ。 私の眠りは、いつも、ここで目が覚める。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
February 16, 2005 06:53:25 PM
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