はるさめのひとりごと

だけど、いつもどおり出勤。

「夜１０時まではかかるな～。」と見積もっていた資料作成が
なんと夕方５時に完成。

そんなわけで、ちょっと余裕ができちゃって、さっきまで映画を見ていました。



《多彩的晨光》という映画です。１９８４年製作。
年末、上海で購入しました。

このブログでも何度も書いている《大橋下面》という映画の翌年くらいに
製作されていて、主役の二人も同じ俳優さんです。

ヒロインは幹部の娘でちょっぴり我侭なお嬢さんの雁玲。

大学でできた彼氏、礼双と卒業後も一緒にいたい！との乙女の一心で
彼が教師として配属される予定の彼の故郷、ド田舎の小島に
親のコネを使って自分も配属されることに成功します。

なのに、肝心の礼双は努力の甲斐あって都市部の学校に配属。
後戻りできなくなった雁玲は一人、教師として離れ小島の学校に
赴任します。

映画は、主人公、雁玲の島での暮らしを中心に描いています。
タイトルロールを見ると、福建省の少数民族が住んでいるどこかの
村みたいです。島の女性がみんな特徴のあるかぶり物をしていますよ。

都会育ちの雁玲は最初は田舎の生活に戸惑いますが、
村の人々の素朴な温かさに触れ、徐々に島の生活に馴染んでいきます。

・・・というわけで、世間知らずのお嬢さんの成長物語といった、
まあまあよくありがちなお話。

また、《大橋下面》では男気のあるｶｯｺｲｲ主人公を演じた張鉄林が、
この作品では打算的で軟弱なヘタレ男を演じていてちょっと衝撃でした。

本当に普通の感動物語なので、お勧めか？といえば何ともいえません。

ただ、このＤＶＤ、字幕が無かったのですが、この時代（１９８０年代初め）の
映画は台詞が本当にセリフセリフしていてハッキリ聞き取り易いです。

リスニングの訓練を始めたい人なら、このくらいの映画から始めるといいかも。

あと主役のGong雪さん。
この人、目がめっちゃ大きくて、今の時代でもアイドルとして通用しそうな
ルックスなんですが、この時代によくこんな人が中国にいたなぁ。
と《大橋下面》を見ていた時からいつもいつも思っていました。