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カテゴリ:読書
11月4日に巴金の《第四病室》を読み終わり、次の日から読み始め、
昨日11月20日に読み終わりました。 陳彦《主角》の上巻。 しおりは《全職高手》のふろくのプラスチックのカード。葉修です♪ 私にとって読書時のしおりは重要です。今回選定に30分かかりました! 面白そうな本を探していた時に、ねずみのチュー太郎さまのブログを見て 「あ、この本、買おう。」と即決しました。 決め手はねずみのチュー太郎さまのブログの紹介記事にあった 出版日:2018年1月 第1版 2020年5月 第16次印刷 ↑この部分。 16回も増刷されるんだったら間違いなく面白いに違いないと判断しました。 読んでみたらやはりめっちゃ面白かった! いちおう純文学とカテゴライズされているらしいんですけど、読者をひきつける エピソード、登場人物が満載で面白いテレビドラマのようだと感じました。 1976年、貧しい農村で暮らす11歳のチビでやせっぽちの女の子が、秦腔の劇団に 訓練生として入り、つらいあれこれを耐え抜いて女優として大成するというお話。 まだ上巻までしか読んでいませんけどね。※秦腔…陝西省の伝統劇 この大ざっぱなあらすじだけでも面白そうでしょ? 主人公の易青娥は町の劇団で太鼓叩きをしている叔父さん(易青娥の母の弟)の 伝手で劇団の訓練生になることができます。 しかし、このおじさんというのがかなり破天荒な人物で、常に何か問題を起こしています。 最終的に舞台上で暴発事故を起こしたという罪で懲役刑となります。 そして易青娥は彼の姪であるというだけでとばっちりを受け、劇団訓練生から厨房で働く 炊事員に配置換えになってしまうのです。 その後、他の訓練生と宿舎で顔を合わせるのもつらく感じるようになった易青娥は かまどのある厨房で寝起きをすることにしました。 ↑ここ! かまどの部屋で寝起きとか、まるでシンデレラやん!ギャハハハ(;・∀・) と一人でウケる私。そういえば「キャンディキャンディ」のキャンディもイライザたちに 陥れられて馬小屋で寝起きさせられていたっけ。こういうお話、少女漫画によくあると 思いません?主人公が一旦とことんまで落ちぶれるパターン。 その後、かまどの部屋で一人黙々とトレーニングをしている易青娥を見た謎の老人 (いや、別に謎じゃないけどね)から特訓を受け、易青娥はその才能を開花させます。 その後、易青娥はとんとん拍子に劇団の看板女優になりますが、その評判が省の 上層部にまで知れ渡り、彼女は省の劇団に配置換えを命じられます。 省の劇団に入る時に易青娥は名前を憶秦娥と変えます。 省の劇団では「よそ者」と言われ、最初は相手にされませんが、負けずに黙々と 訓練を続け、省の劇団でも主役を立派にこなすようになった憶秦娥。 というわけで上巻はだいたいこういう感じ。憶秦娥は19歳くらい? 小さい頃はただただつらい訓練に耐え芸を磨いていくことだけを考える生活でしたが 主役を演じる経験を積むにつれて、「主役とは?」ということを深く考えるように なった憶秦娥。これから主演女優としてさらに成長し、また、壁にぶちあたって いくのでしょうか。 とりあえず、舞台上の憶秦娥に一目ぼれし、どこまでも彼女の「追っかけ」をする 幹部の子弟の劉紅兵との仲がどうなるのか気になります。 明日から下巻を読みます。 まずしおりを決めなくちゃ!笑 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2023.11.21 19:43:55
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