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よく寄せられる質問で”文章書く上で最低限のルールである三点リーダを何故使わないのか?”と聞かれる事が多いです。
・・が!それには、我の場合しょーもないぽりちーがありまして・・・・中点を使ってるのは気軽な日記の一部で文章扱いしてないからです。 そういう”気軽なものは中点愚数個で書く”と言った自分ルールがあります。 逆から言わせれば、三点リーダをルール通り偶数個使ってるのは本格的に書こうとしてる文章なのですだわ 決して…を打つのが面倒だとかそういう理由じゃあ無いのだぜだわ === 「それにしたってタイミングが良過ぎるんだよ。考えられる要因は三つ。相手側に凄腕の情報屋がいるか、とてつもない先見の明を持つ慧眼持ちがいるか・・はたまたこちらの行動を洩らすスパイがいるか・・だな」 ダンッ! 「ルクス君!それって・・!」 「・・心配しなさんなって。あくまで可能性の話だよ。皆を疑っているワケじゃあねぇ。 ・・ともかくだ。ここで戦力を分断させるのはマズイって、俺は踏んでるのさ」 (本当にそうなのか・・?一見、正論にも見えるが、所々こじ付けで煙に撒いている気がするぜ。事実、あんまりにもさらりと言ったんで聞き逃しそうになったが、ヤツは敵を逃したっつー本来なら真っ先に対策を懸念しなければいない事項にほとんどノータッチだ。 ・・どうもルクスが我々にミスディレクションを仕掛けている様に見えるのは勘繰り過ぎなのだろうか・・逃がした相手に対する対策やアテがあるからこその余裕に見えなくも無いが・・・・) キィィイ・・ 「殺伐とした合流地点に救世主が!ウッス!皆のムードメーカーシロちゃん今宵も華麗に参上ッス!」 「アハハハ・・どうも初めまして・・です」 「・・・・!その子は確か・・!」 「簡潔に一言で表しちまうと・・・・敵・・だな。それ以上はどうでも良いファクターだろう」 「シロ・・・・!アンタまさか?!」 「ち・・違うッスよ!この子は半ば強制的に奴等に使役されてただけッス!敵じゃ無くオイラ達の仲間ッス!」 「・・つってもよ・・・・私達の中でさえ裏切り者(百瀬八尋)が居たくらいだ。”敵だったけど改心しました。一緒に頑張りましょう”と言われて”はい。そうですね”なんて答えが返ってくると思うか?ふつー? シロは若干頭がアレだから、そこの中華娘に騙されてるって考えるのが妥当だろう。常識的に考えて、な」 「確かにボクは犯した罪に比べて都合が良すぎる道を歩んでいます。ボクの事は幾らでも疑っても構いませんし、そうするのが仰る通り通常の反応でしょう。 ・・ですが!シロさんを疑ったり悪く言うのは止めて下さい!シロさんが傷付くのを見るくらいならボクは・・!」 「ああ、そうかい。じゃあとっとと付いてこいよ」 「・・・・・・・・ふぇ?」 「自分で言っておいて、何呆けてやがるんだ?信じてやるって言ってんだよ。いいから付いてきなって」 「え・・いや・・・・その・・・・まさか、こんなアッサリ信用してくれるとは・・・・想定外でして・・・・・」 「なぁに・・単純な話さ。俺はシロに全幅の信用を置いている。そのシロが信用した人物だ。疑う理由がないだろう?」 「そうそう!シロちゃん好き嫌いが激しいから、気に入られるのは凄い良い子って事だからねっ!」 「そッス!カマキリみたいなヘタレおしゃべり糞野郎なんかとは死んでも仲良くなんかしたりしないッスからね!オイラは!」 「嗚呼!もう解ったよ!好きにしろ!・・けどな。私はアンタを信用したワケじゃあ無いからな!ゆめゆめ忘れるんじゃあねぇぜ!」 (互いを強く信頼出来るのはこいつらの長所なんだが、それ故に危うい短所でもある・・か。やれやれ・・・・しばらくは私が憎まれ役に回らなきゃだな・・) 「じゃ、みんなそこはかとなく納得してくれたみたいッスし、先に進むッスよ~!」 「それもそうだな。あーあー・・こちらルクス。これから合流したメンバーで突入する。中の情報求む」 ザーザー・・・・ 「どうしたの?ルクス君?」 「すまねぇ・・通信機が壊れちまったみたいだ。ノイズしか聞こえねぇ・・誰か代わりにオペレータの皆に連絡取ってくれないか?」 「・・私もダメだ。けっこう激しく暴れまわったからなぁ・・・・」 「・・あれ?私もだ?」 「オイラのもイカれちまってるみたいッス・・・・」 「全員の通信機がほぼ同時期に故障・・・・こんな事が偶然で起こりえるんでしょうか?」 「・・おい。みんな。最後に久野達と連絡を取り合ったのはいつ頃だったか覚えてるか?」 「・・ん~。オイラはリーちゃんと仲良くなってから聞いて無い気がするッスね」 「こっちは六槍との戦闘途中からだな」 「私もフェイちゃんと同じくらいかなっ。あのときは音を探知する六槍君に探られないようワザと皆発言を控えてると思ってんだけど・・」 「俺もここに来る前から随分とあの騒がしい声を聞いて無い。・・っつー事はだ。みんな一同に会する前に通信が不能になってるっつーこった。 ・・そう考えると、こちらの通信機が壊れたワケでは無く・・・・」 「・・何らかの都合であちらが通信できない状態にあるってのが自然だな・・・・」 ウィーンッ!ウィーンッ!ウー! 「・・!!何の音ッスか?!」 「何かのアラームみたいだったけど・・・・もしかして私達の侵入がバレちゃったのかな?」 「いんや・・さっきも話した通り俺達の侵入自体はとっくにバレている・・と、なると・・・・」 ジジッ・・・・ザザッ・・ 「ザザ・・・・良かっ・・ニャ!まだ通信機能・・かろうじて生きて・・・・たいだ・・ャ! みん・・!助け・・ジジ・・・・ニャ!早くしな・・ザザ・・・・クク・・・・・・死んじゃ・・・・ニャ!! おい・・!ザ・・・・ネコ原・・何・・・・!余計なこ・・!こち・・・・ククリ・・ザザ・・・・只今交戦・・・・中・・だが・・・・問題・・無・・ザ・・・・こっちの問題・・こっちで解決す・・・・だか・・構わ・・先に進んで・・れ! 「ダメ・・す!このまま・・は!ククリさ・・・・死ん・・・・みなさ・・御願いしま・・!」 ブツッ・・! 「・・・・で?聞くまでもねぇとは思うが・・どうするよ?」 「決まってらぁ!全力で引き返すぞ!急げ!」 「だよねー!」 「そうこなくっちゃッス!」 続く! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年05月30日 22時05分28秒
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