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「写真撮ってるケロ 苦手だケロ」 そうかい、ごめんね。 ゆっくり泳いでくれ。 東京は、ぼんの季節。 小さい頃から毎年、提灯は私の係だった。 お寺さんに母と提灯持って歩いて行く。 そう、小さい頃は必ず浴衣着て。 母にせがんで毎年着せてもらっていた。 浴衣に提灯持ってお寺に行くのが毎年の盆の行事。 そして、お墓から火をつけた提灯ぶら下げて家に帰る。 絶対に火を消してはならない。責任重大。 何せ、この火にご先祖様が付いて来る。とか・・・ 家に着いて仏壇の蝋燭にこの火を灯す。 これで私の任務は終了。 後は、この火でおがらの迎え火を焚いて迎える。 このお盆3日間は虫一匹潰しちゃならない。と・・・ ご先祖様かもしれないと・・・ 色々、いわれが有った昔・・・何だか懐かしい。 そういえば、仏壇に飾る牛と馬作りもいつも私の係だった。 キュウリとナスにマッチ棒の足つけて蓮の葉の上に飾るのです。 「絶対に私が作るから」って、学校から帰ると一目散にキュウリナスを出してきたりして・・・ 夕方には必ず、お坊さんがそれは綺麗なケサをまとっていらっしゃいました。 長い長いお経を聞くのがたまらなく辛かった・・・ 母と二人で畳に座って聞いていたあの夏の日。 東京とはいえ隣は埼玉県と言う小高い坂の上。 横には林、蝉が毎年煩い位に鳴いていた。 林は公園になり、整備されたが、蝉のそれは未だに変わらない。 この季節に成ると思い出す母との盆の光景。 今日、3日目は送り火の日。 おガラを焚いてご先祖様を送り、その火で花火をするのが恒例だった。 母が毎年小さな袋詰めの花火を買ってきてくれた。 花火なんてちょっと恥ずかしい年頃になった高校生頃、 やっぱり買ってきてくれた花火。 ためらった。 でも、母にとっては毎年の如く喜ぶ私の顔が見たかったのだろう。 何気にさっさと花火をしてさっさと送り火またいで2階に駆け上がってしまったあの年の事が甦る。 母はきっと今年もお寺さんに提灯持って行って、 今日あたり送り火焚いているのだろう・・・ 毎年変わらずに・・・ 40年も前の記憶が走馬灯の様に回った7月の盆でした・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2014年07月16日 21時44分52秒
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