科学はイタズラだっちゃ! 受験も科学!      科学実験教室&家庭教師  宮城県大崎市

2004/10/29(金)06:26

子どもに感謝していますか?

子どもに感謝をすると、子どもは本当に変わります。  子どもの中に、将来のすばらしい大人の姿を見続け、そして、そんなステキな人の小さい時期と関わり合うことができる光栄を心から思うとき、苦労は苦労でなくなります。  振り返ってみて、自分はそんなに立派な人間でしょうか? 私なんかとんでもない人間です。そんな自分に、「せんせ~い」と飛びついて来てくれるなんて、なんて親冥利・教師冥利に尽きるのではないでしょうか。  同じ注意をするのでも、子どもを犯罪者をあばくかのように追求する注意と、感謝の中からでた注意では、子どもの反応は、劇的に違います。最初は同じような反応かもしれませんが、2~3回繰り返しているうちに、あきらかに違う受け入れ方をしてくれます。    これは、実は逆から見ると、大人が子どもの行動の理解を深めただけとも言えます。 もともと、子どもの問題行動は、子どものSOSのサインであることがほとんどであり、その根元を解決しないで、表面的な行動を叱るのは、火事を火薬で押さえ込もうとしているのと同じです。一時、静かになっても、いつか大爆発してしまいます。  厳格で真面目な親や先生は、「正しさ」を追求することが多いと思います。しかし、正しさや正義には、感謝や喜びは含まれていません。そこには、人の欠点を分析し、間違いを計算する「裁き」の目があるだけです。  正しさの世界では、良いことをして、ほめられるのは当たり前のことですから、感動も感謝もありません。  感謝や喜びは、計算に合わない、法外の恵みを受けたときに生まれます。それは正義ではないのです。それこそ「恵み」であり、「無償の愛」に反応しているのです。  まず、この宇宙の中で、子どもという生命の神秘と向き合うことができることの幸せを忘れてはなりません。子どもの、あのみずみずしい感性と表現、あれが宝物でなくて何でありましょう。  次に、子どもを成長させているものは、決して大人の人間の力によるものではなくて、子ども自身に内蔵された宇宙の神秘によるものだということを思い出しましょう。親ができることなんか、生命力の何万分の一にも満たないことです。    親が本当にできることは、子どもを信じて、見守って、喜んで受け入れることだけです。逆に、子どものすばらしさをみる「夢」を、いつも見ることが出来る「恵み」が、すべてのような気さえします。夢は無限に広げていいのです。こんなすばらしいことはないでしょう。    それができていれば、少々の指導上の失敗があっても、子どもはその内蔵された無限の可能性をいっぱいに開花させ、人知を越えたすばらしい花を咲かせることができるのです。    とにかく、「客観的な子どもの現実」というものは、宇宙には存在しないのです。大人がどういうフィルターで見るか、が問題なのです。  子どもを見るときは、いつでも、どんなときでも、喜びのフィルター以外は使わないように決心したいものです。そうなのです。これは「決心」が必要なのです。  だまされたと思って、子どもに感謝してみてください。  「あなたの」人生が変わります。

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