32歳独身女性
知人と食事に行った。赤ん坊を連れての外食はどきどきする。泣かないでおとなしくしてくれてるだけで、とてもありがたい。知人の話は、36万の会費を払って結婚相談所に登録するかどうか悩んでいるということだった。その堂々巡りの話の最中、運ばれてくる食事に見事な酷評を下す。スープがぬるい、ありきたりな味で茹ですぎパスタ、これは紅茶の色がついてるお湯なのか?香りが全くしない、砂糖がじゃりじゃりして素朴さをだそうとしたのが見事に失敗してるブラウニー・・・ものすごくまずそうな顔で口に運ぶ姿は、私をどんどん萎えさせていった。たしかに料理はおいしくなかった。でもそれは、赤ん坊を連れて入りやすい店を優先したため、仕方がなかったのだ。私は外出を喜び、食事中赤ん坊がおとなしいのでリラックスしていた。目の前にいる私の表情が硬くなっていくことに気づかず、いつまでも文句を続ける知人。これは男性を紹介してもらう以前の問題だ。料理に向けられるするどい指摘は、きっと男性にも向けられるのだろう。あなたは仕事が充実し自立してる。化粧もちゃんとして格好も素敵だ。でも、それが何だというの?今のままではだめだと思う。まずは長所を探す。まわりの空気を読む。自分が完璧だと勘違いしないでね。