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音楽雑記帳+ クラシック・ジャズ・吹奏楽

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bunakishike

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2015年03月03日
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カテゴリ:クラシック音楽



11_1104_01.jpg タワーレコードの自分のページを見ていたら、500円のクーポンが使えることを知り購入した一枚。
メジューエワの展覧会の絵は昨年のせんくらで聴いていたが、この録音はせんくらの約一か月前の演奏で、基本的には何も変わっていないと思う。
その時の印象そのままだが、こちらが冷静な分力強さが若干足りないように思える。
それでも、ピアノの演奏では優れたもの一つであることは間違いない。
それも、この曲の持つ荒々しさや、その中に潜む美しさなど、今まで日の当たらなかった部分に光を当てたことは、紛れもなく彼女の功績だろうと思う。
ただ、何回も聴いていると気になるところが出てくるのは仕方がない。
それを書いてしまうのも、我ながら忍耐が足りないと思う。
気になったのは、チェルリーの市場。
通常なら、なめらかに続くところが、何故かフレーズの繋ぎ目にほんの僅かだが間がある。
一度気になり出したら、それを探している自分がいて、曲を楽しめなくなってしまった。
何か意図がありそうだが、理由はわからない。
技巧の制約ではないようだ。
通常なら単なる市場の喧騒を描いて終わりそうだが、ここでも全曲を通して感じられる重苦しさが感じられる。
キエフの大門も陰鬱な気分が持続していて、決して壮大な曲には感じられない。
なお、ハルトマンの絵との関係についてはこちらに詳しく書かれている
フィル・アップはせんくらでも演奏したラフマニノフの前奏曲ト長調を含む作品。
作品32から4曲に作品23の第7、遺作のニ短調、それに断片の7曲。
透き通っているが温もりの感じられたサウンドと抑えられた表情から滲み出るラフマニノフの憂鬱なロマンが味わい深い。
個人的には断片と作品23の第7、それに「死の島」と同様、アルノルト・ベックリンの「帰還」という絵にインスパイアされた、暗い作品32の10が印象深かった。
是非24の前奏曲のアルバムを出してほしい。

Irina Mejoueva:Mussorgsky & Rachmaninov(若林公房 WAKA-4180)

Mussorgsky:
1.Pictures At An Exhibition
Rachmaninov:
17.Fragments In A-Flat Major (1917)(1917)
18.Prelude (Piano Piece) In D Minor (Posthumous)
19.Prelude In C Minor, Op23 NO.7
20.Prelude In B Minor, Op.32 No.10
21.Prelude In G Major, Op.32 No.5
22.Prelude In G-Sharp Minor, Op.32 No.12
23.Prelude In D-Flat Major, Op.32 No.13

Irina Mejoueva
Recorded September,2014 at Shinkawa Bunka Hall Uozu,Toyama









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Last updated  2015年03月03日 19時37分35秒
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