音楽雑記帳+ クラシック・ジャズ・吹奏楽

2016/09/23(金)18:11

レッドタートル ある島の物語

映画(596)

スタジオ・ジブリ初の外国人監督の作品。 漂流して無人島にたどり着いた男が、赤い亀と出会い,亀を殺したことから、数奇な運命を辿るという物語。 最後に亀は万年ということを思い出させてくれる。 登場人物?は男と女、それから彼らの子供の3人。 無人島なので、台風くらいしか特別な事はない。 男と女は出会って子供が生まれ、子供が巣立って、年老いた男が死ぬ。 つまらない訳ではないが、淡々と時が過ぎるという感じだ。 男の叫び声と子供の歓声の他は会話が一切無い。 聞こえるのは自然の音だけ。 内容が理解できるか心配していたが、全く問題がなかった。 というよりも、会話がなかったからこその、無駄なものをそぎ落としたような、美しさがあったと思う。 予告を見ていたら、鮮やかな色彩の海の中が見られるかと思ったが、そういう場面はなかった。 絵は素朴で、色もモノクロ的な使い方で、決して綺麗ではない。 星空も、星がキラキラ輝いているのではなく、ぼかした様な描写だ。 唯一鮮やかなのは亀の赤。 虫や動物たちの動きは良く描かれていた。 特にカニのコミカルな動きが面白かった。 公開から2日目だったが観客は10人に満たないもので、若い人はいなかった。 まあ、こういう内容では、若い人たちには、なかなか受けないと思う。 公式サイト

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