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音楽雑記帳+ クラシック・ジャズ・吹奏楽

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bunakishike

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2020年05月26日
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カテゴリ:クラシック音楽

カナダのブラスアンサンブルCanadian National Brass Projectの2枚目のアルバムをprostudiomastersで偶然見つけた。
この団体は、2015年にカナダのホルン奏者James Sommervilleにより結成されたとのこと。
彼は、1995年からボストン交響楽団の首席を務めているようだ。
メンバーはアメリカやカナダの有名なオーケストラなどに在籍している25名からなるアンサンブル。
金管アンサンブルを拡張した形態で、曲によっては打楽器が加わる。
また、イギリス式のブラスバンドのサウンドが聞こえることもある。
プログラムは大編成に向いた曲と通常のブラス・アンサンブルで取り上げられる曲が並んでいる。
大編成金管アンサンブルの醍醐味が存分に味わえる。
最初は、ワーグナーの「大聖堂へのエルザの行列」
吹奏楽ではお馴染みのナンバーだが、ブラスアンサンブルでは分厚いハーモニーがとても快く、スケールも大きく、サウンド的にも吹奏楽や原曲よりも楽しめる。
ホルストの「惑星」から「火星」と木星」は当初、原曲に比べて、貧弱なことを心配していたが、何の何の原曲を上回る大迫力でとても満足した。
メンバーの優れた技巧があってのことだろうと思うが、ブラス・アンサンブルでこのような演奏を聴くとは思わなかった。
この二曲ではやはり曲の出来から行って「火星」の演奏の方がインパクトがある。
興味深いのは、シルべストレ・レブエルタスの「センセマヤ」
原曲は管弦楽曲だが、編曲がよく違和感は全くない。
金管だけだと、曲の野蛮さが一層強調されているように思う。
最後の「序曲1918年」こそ、貧弱な演奏になるかと思ったら、全くそういうことはなく、余裕さえ感じられる演奏だった。
ということで、曲目を見ればキワモノ的な感じもするのだが、正攻法で挑んで、編曲ものという偏見を吹き飛ばすような見事な演奏で、大満足だった。
金管業界の皆様方には、是非お聴きいただきたい。

Constellations: Canadian National Brass Project(Groupe Analekta, Inc )24bit96kHz Flac

1.Richard Wagner:Elsa’s Procession to the Cathedral
2.Giovanni Gabrieli:O Magnum Mysterium
3. Giovanni Gabrieli: Sancta Maria
4.Ola Gjeilo:Sanctus
5.Gustav Holst:The Planets: I. Mars
6. Gustav Holst:The Planets: V. Jupiter
7.Silvestre Revueltas:Sensemaya
8.Piotr Ilyich Tchaikovsky:"1812" Overture, Op. 49

Canadian National Brass Project





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Last updated  2020年05月26日 11時18分56秒
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