カテゴリ:ハワイ生活
昨晩の日記の続きです。
足を引きずるようにして、診察室に入った私。 その時の心境は、 「猫に噛まれた位で救急病院になど 来てもいいものなのだろうか? ここは生死をさまよう人達が来る場所なのでは?」だった。 結果、ちょっと大げさに説明したい気分だった。 その心境が後々、私を驚かす結果になろうとは思いもしなかった。 先生が診察室に入って来て、 私の足を持ち上げた、 「痛い~~!!」(英語だから、実際は“アウィ~~!”と言った。) 先生が、私のパンパンに膨らんだ足の甲を人差し指で押した。 「どうですか?」 「アウィ~~~~!!」 先生が、「足の指をくねくねと動かしてみてくれる?」 私は、「うーーん、親指以外は麻痺して動かせません」 先生、「そうですか…」と、ちょっと、考えて。 「じゃ、手術室からオペの先生を今呼んで来ますから ちょっと待っていてくださいね」 私、「(;^-^;)え?何をするんでしょうか?」 先生、「足の指が動かないという事はかなり化膿が広がっている 可能性がありますので、手術が必要になりますね。 皮膚を切って、膿みを洗い出すんですよ」 私、「えぇぇぇ━━━━川;゚;Д;゚;川━━━━ぇぇぇ!!」 私が硬直していると、先生がニヤリと薄笑みを浮かべて言った。 「手術医の前で出来るだけ足を指を動かせば助かるかもしれませんよ」 診察室から立ち去ろうとした先生の背中に向かって、 「ハイッ!今から練習します!」と大声で言ったら、 大笑いされてしまった。 しかし、一緒に笑っている場合ではないのだ。 これはジョークでもなんでもない。 私は一心不乱に足の指を動かす練習をした。 大体右足を切ってしまったら、月曜日から運転も出来ない。 学校へも行けないではないか! そしたら、私はクラスから落とされるのか? 色々と嫌な事が頭の中に広がった。 同時に家の猫の顔が浮かんできて、 「バカバカバカバカ~」と叫んでいたのも事実。 しばらくすると、静かな病室の向こうから、 タッタッタッタ、タッタッタッタと、 明らかに他の医者とは歩く速度も、 スリッパの踏ん張り度も違う足音が聞こえてきた。 体を起こして廊下を見てみると、明らかに手術医だ!! それも2人もいて、こちらに向かって、すごい速さで歩いてくる。 OHッ!! |||||/( ̄ロ ̄;)\||||||| NOッ!! 頭にぴったりと張り付いた様な布の帽子をかぶり、 エプロンみたいなのをつけていた。 いかにも、今から“切らせてもらいますよ”という感じの格好だ。 やっぱり私の診察室に入ってきた。 そして、私の足を手に取り、やっぱり足の甲を人差し指で 押してきた。 「痛いですか?」 「うーん、少しだけ」 (汗) 「足の指は動かせますか?」 「えぇ、動かせるわよ」と、 私は足の指が引きちぎれんばかりに動かした。(アウィ~涙) 一人の手術医がポケットから紫色の油性マジックを取り出した。 何をするのかと思ったら、私の足の甲の腫れている部分の皮膚の表面に 点線でなぞるように大きな円を書いた。 その紫の円はちょうど足の指の真下から、足の甲全部、 くるぶしまでの範囲だった。 ( ̄Д ̄;) がーん まっ、まさか、この部分の皮をはぎとるんじゃないでしょうねー? と、ブルブルしていると、手術医がこう言った。 「今日のところは様子を見ましょう。 この紫の点線よりも赤みが広がったら、直ぐに戻って来て もらえますか? 今から抗生物質の点滴をしますから、それが終わったら 帰っていいですよ」 私はとりあえず安心をして、点滴を受けた。 その頃には3時間が過ぎていました。 10日分の抗生物質と痛み止めをもらい病院の外に出た。 ダンナは大人しく車の中で待っていてくれた。(ありがとうよ~~) その後一晩寝た今朝。 赤い腫れは紫の部分を越えていなかった。 痛みや腫れは昨晩と変わっていなくて、まだ熱を持っている。 夜中の1時半になりましたが、未だに腫れている。 あえて、紫の線は越えてない。 なんだか回復の兆しは見られない模様。(どうしてぇ~?) 猫に噛まれる事がこんなに大変な事になるなんて、 7年間一度も引っ掻かれた事のない大人しい猫に突然噛まれるなんて。 どれもこれも想像したことないような事ばかりでした。 ダンナいわく、毛を逆立てている時の猫には決して近づいては いけないとの事。 解かっていたけど、まさか、あっちから走ってくるなんて… 正直噛まれたのが私で良かった。 これが息子だったら、今以上に怖い想いをしていただろう。 子どもにもしっかりと動物の習性を教育しなければと思った。 病院からもらった、「猫に噛まれた際の説明文書」を 簡単にここに書いてみます。 1.もし猫が皮膚から血が出るほどに深く噛んだ場合は 傷口が化膿する事が考えられます。 2.傷口の症状を注意深く観察してください。 猫に噛まれた後、化膿してきた場合は、約6時間以内に広がってきます。 以下の症状が出たら病院に直ぐに来てください。 家では2日間、6時間毎に傷口をチェックするように。 ・皮膚が赤く化膿が広がってきた場合 ・痛みや腫れがひどくなってきた場合 ・熱が37度5分以上出た場合 ・色のついた膿が傷口から出た場合 以上です。 ちなみにはハワイは狂犬病のない島です。 他の土地からの動物の受け入れは、もの凄く厳しくて 家の猫もCAから引っ越した際に3ヶ月も州に保管されて 検査を受けました。 それでも、色々な記事を読んで調べてみたら、 猫やトラなどは独特の唾液を牙に持っていて かなりの確率で噛まれると膿んだりするようです。 教訓:猫が逆毛を立てたら一目散に逃げる。 普段あんなに大人しいのに、まるでジキルとハイドです。 ジキル君に改名しようかと思うほどです。 あぁぁぁ~~ぁぁ 今夜もジンジンとうずくわぁ~~ _(__;) どうか、紫の線を越えませんように。 PS.心配をしてくださって、書き込みをどうもありがとうございます。 掲示板の返信を怠っていますが、後ほど遊びに行かせてください。 (えーん、本当にありがとうね) ↓ ↓ 今日も クリック一回ご協力お願いします(ペコリ) ブログ・ランキング (ハワイ市場の応援をどうもありがとう!) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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