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テーマ:暮らしを楽しむ(387799)
カテゴリ:文芸
若い頃から 万葉集が好きだった (二、三は万葉原文省略、読みと意味のみ)
原文【 春過而 夏来良之 白妙能 衣乾有 天之香来山】 『春過ぎて 夏来たるらし 白妙(しろたえ)の 衣干したり 天(あめ)の香具山(かぐやま)』 (持統天皇 じとうてんのう) 春が過ぎて 夏が来たらしい 白妙(しろたえ)の衣が 香久山(かぐやま)の方に見える 『春の野に すみれ摘みにと 来しわれそ 野を懐かしみ 一夜(ひとよ)寝にける』 (山部宿禰赤人やまべのすくねあかひと) 春の野に すみれを摘もうと思ってやってきたのに 懐かしくて一晩寝てしまいました 大和(やまと)には 群山(むらやま)あれど とりよろふ 天(あめ)の香具山(かぐやま) 登り立ち 国見(くにみ)をすれば 国原(くにはら)は 煙(けぶり)立ち立つ 海原(うなはら)は 鴎(かまめ)立ち立つ うまし国ぞ 蜻蛉島(あきづしま) 大和の国は (舒明天皇じょめいてんのう) 大和(やまと)にはたくさんの山があるが 特に良い天(あめ)の香具山(かぐやま)に登って、国を見渡せば 国の原には煙(けぶり)があちこちで立ち上っている 海には、鴎(かまめ)が飛び交っている 本当に良い国だ、蜻蛉島(あきづしま:日本の意)の大和の国は 万葉集の中ではこの三つ目の詩が一番好きです 万葉集を読むとき 声をだして読むといいですねぇ 万葉の詩にはリズムがありますから、美しい日本の詩がもつリズムを知ることができます 万葉はいろんな角度から自分なりに研究することができます 万葉の中にでてくる「花」「地名」「恋」「防人」「星」 膨大な和歌集ですから、一生の研究になります 「万葉は心のふるさと 遠い祖先を偲ぶうた」 今日も一日お疲れさまでした お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005.08.07 21:39:20
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