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テーマ:暮らしを楽しむ(387799)
カテゴリ:文芸
きょうは新刊の紹介です
本の帯にも書いてありますが「キリスト教徒の著者が 神社の神様と仲良くなって歌を詠んでまわる楽しいお話し」 ちょっと変わった内容のエッセーですが、子供に溢れんばかりの愛情をそそぎ、子供と一緒に成長する母親の姿、明るい日々の生活ぶりを読み取ることができます 今日はその中から一部を抜粋し紹介します 〈阿弥陀寺〉 お母さん!来てみ!いいもの!」 「何々?」といって、のぞくと、 岩の陰からしっぽだけみえている。 「へび?」 私は思わずささやいた。 うれしい、うれしい!大感謝。 たなからぼたちとはこういうことをいうのであった。 でかしたぞ、わが子よ。この山に来て本当に良かったと思った。 「絶対逃がすな、それ捕まえてもって帰ろう!」私は奮起した。 「どうやってもってかえるのん?!」彼が言う 「リュックに入れてもってかえるねん」 「えー?!僕の?」 私のは手提げかばんだからしょうがない。 彼はしぶしぶうなずいた。 「さあ、このしっぽつかんでひっぱりだそう!」 私はうきうきしていた。以前、息子がへびを飼いたい、といったときは簡単に飼えると思っていたが、ペットショップで蛇はとても高いのだった。 値段を聞いて恐れおののく。 でも、捕まえたらタダ よっしゃあ!何が何でも持って帰ろう!私ははりきった。 「いいおみやげができたやん。つかまえたら、すぐ帰ろう♪」 〈箕面山〉 「いいものみせてあげる」と言った 「何?虫?」 彼がいう 「ちがうよ。もっといいもの」 私は手を前に出した 「ほら、夕焼け」 手のひらを開けると 真っ赤に燃える鮮やかな葉っぱが一枚あった 春が好き やさしい気持ちに させられる きょうは 米国のスペースシャトル「デイスカバリー」が船外活動を開始したようですが、船より見た地球は青く見えたでしょう。美しき青き地球。神様が好きになるわけだ 神様は 海 空 地球 青が好き 本の中の「月夜」の項に 著者の月によせる思いが 美しい文章と共に出てきます 「月の光に そっとおいた手 清められ」 神様は 地球も月も好きなんでしょうね 「あとがき」からの抜粋です 「・・・・お父さんを失くして十七年間、ずっとさみしい思いをさせ続け、これからもさせつづけるだろう私の息子へこの本をささげる。 著者」 書 名 神様は 海 空 地球 青が好き! 著 者 藤袴 翔子(ふじばかま しょうこ) 2005年7月17日 初版発行 印刷所 株式会社 北斗プリント社 書籍は楽天ショップより購入できます 「神様は 海 空 地球 青が好き!」 著者への励ましはこちらのサイトへ 神さまは海 空 地球 青が好き! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005.08.19 20:26:44
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