2012/03/08(木)20:28
自分の名前を覚えていて欲しい新入社員
私のクライアントである研修講師Aさんの話。
約1週間もの研修の終了時、受講者から
大きな花束をもらったそうです。
これだけでも感激ですよね。
それから1か月後
その受講者たちが久しぶりに食事会をするとのことで
Aさんも招待されたのだそうです。
その席で受講者の一人が、Aさんに向かって
「先生、僕たち全員の名前覚えている?」と尋ねたそうです
Aさんは、人の名前と顔は1か月経っても
しっかり覚えていて、一人ひとり「回答」していきました
「あなたは○○さんよね。隣のあなたは××さん」
約30人の名前と顔をすべて言い当てました。
すると受講者たちは、とても感激した様子で
「よく、1か月も経っていて、しかも僕たちだけじゃなく
ほかの企業にも研修されているのに、すごいですね、とても嬉しい
です」と言ったそうです。
立場を変えると、自分の名前と顔を時間が経っても
覚えてくれているのは、嬉しいものですよね。
受講者たちは大きな「承認」をされたような気分だったのでは
ないでしょうか?
Aさんは、双方向で受講者と対話をしながら研修を
進めていきます。
その背景には「研修と言う時間を通じて参加者全員に何かヒントを
持ち帰ってもらおう、楽しかったといわれる研修にしよう」という
Aさんの基本的な考え方があるそうです。
一人ひとりに関心をもつから、自然に名前を覚え
対話をしながらその方の良いところを認める。
このようなアプローチをしているから受講者から花束をもらったり、
食事会に誘われたりするのでしょう。