†Be an "ACE PITCHER" ~聖地:マウンドを目指して~†

2010/12/06(月)00:16

一瞬だけの魔球

野球、ソフトボール(235)

12月にしては暖かい。こんな時は… 勿論、投球練習をするに限る! スライダーがとにかく良かった。 一時期やや変化量が落ち込んでいたが、今日はコースと変化量共に申し分なかったな。 フォークはまあまあ。 カーブは制球さえ決まれば結構変化するが割と抜ける事が多い。 シュートはインコースに決まれば鋭く曲がった。 チェンジアップは微妙。 … のはずだったんだが… チェンジアップで1回とんでもない事が起こった。 野球知らない人にも分かりやすいように説明すると、チェンジアップってのは 「ストレートと同じ腕の振りで、スローボールを投げる」 と言うもの。つまりタイミングを外すわけだ。 これが難しい。腕の振りは速いのに球速は遅いってことは、余分な力をどこかに逃がさなきゃいけないからね。 中にはタイミングを外すだけでなく、僅かに沈むチェンジアップもある。 俺が投げているチェンジアップもその類い(未完成だが)で、ナックル要素を付加しているので稀に揺れながら落ちる。 まあつまり、チェンジアップってのは遅かったり落ちたりする球だ。 …しかし! 今回投げたチェンジアップのうち1球は想定外の変化をした。 浮き上がりながら曲がったのだ。 捕手役の親父も取り損ねる始末。 いやまさか目の錯覚では…?と思って確認したが、捕球する側も浮き上がりながら曲がったと認識していると言う。 球速が速く回転数も多いストレートが「浮いたように見える」のはあり得る。 大抵ストレートに自信を持っている投手のその球は浮き上がるように見える。 強烈なバックスピンに依り浮力(マグナス力)を得る為。 ただ、遅くて回転数の少ない…ストレートと真逆のチェンジアップが浮き上がるように見える事なんてあり得るのだろうか。 たかだが80km/h台の球なのに。 ちょっと考察してみた。 … 仮説1:無回転だったからこそ浮いた ナックルは無回転故に揺れたり落ちたりする球だが、一方で相当極稀に浮くように見えることもあると言う。 縫い目の位置次第で。 今回のチェンジアップはたまたまこの無回転と縫い目の位置の条件が合致して、浮く方向へ力が働いたんじゃないだろうか。 仮説2:錯覚 速い球はあまり落ちず(浮くように見える事もあり)、遅い球は山なりに落ちる… 当たり前の物理法則。 だからこそ人間は「遅い球は落ちる」と認識している。 そこへ「遅いくせにあまり落ちない球」が来ると、「浮いている」と錯覚する。 実際に浮いたわけではないが、球速の割に落ちなかったので浮いたと錯覚したんじゃないだろうか。 余談だが4sジャイロ、2sジャイロが現代の魔球と呼ばれその効果を発揮しているのも人間の錯覚を利用している。 4sジャイロは本来の球よりも失速せず速く打者へ到達する事から、「球速が速く浮いている」と錯覚させる事が出来る(実際球速が速いのは事実だが浮くどころか沈んでいる) 逆に2sジャイロは失速度合いが半端ない。だから打者は「急激に沈んでいる」ように錯覚する。 今回の件もこの類なのか? あの時の指の感覚は今でも残っている。 ただし、再現するのは恐らく二度と不可能だろう。 様々な要因が作用しあって起こった奇跡の魔球なのだ。 意図してあれが投げられたら冗談抜きで面白い事になるんだろうけどな… 変化球ってのは何が起こるか分からないから面白いな。 今でも1番の球種はストレートだと思ってるけど、球種が多いのは悪い事ではない。 余談:ネット麻雀で三段に昇格

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