カテゴリ:エッセーっぽい匂い(一般物)
「取ってくる」を「とてくゆ~」と発音したのを聞いて、 握りこぶしつくってしまった兎です。 かわいいのか? これってかわいいのか!? 男から見ると、かわいいのか!?!? 真似できない兎です。 歯ね、抜いてきました。 カンフーハッスルじゃないけど、「ありえねー。」。 すごい痛いんだけど。 もうね、歯医者出た時点から痛いってどういうことよ。 まだばりばり麻酔効いてる段階じゃないですか。 なのに、すでに痛い。 右上の親知らず抜いたんですが、 親知らずって、下抜くと痛いっていうんですよね。 大の大人が普通に泣くほど痛いらしいです。 でも、上は痛くないのかなー、って思ってた。 左上を去年抜いたんですが、 左上のときは、そんなに痛くなかった。 でも、今回は抜く時からちょっと大変でした。 麻酔が効いてきたころ 「はい、じゃあちょっと口閉じ気味にしてねー。」 と、なにやら器具を挿入されます。 親知らずなんで奥だから、 思いっきり唇ひっぱられて、口開かれます。 「ごめん。口が痛いかも。」 うん。 痛い。 ガッ、ガッ キシキシ ミシッ、ミシッ ミシミシミシッ ミシミシミシミシミシッ この「みしみし感」がたまらなく怖い。 親知らずなんで、耳に近いところで頭に直接響きます。 「はい、今度は口大きく開いてー。」 相変わらず、引っ張られてる唇が痛い。 ミシミシミシッ ミシミシミシミシミシッ ミシミシミシミシミシッ ガツ、ガツ 「・・・んー?なんかひっかかってるなあ。とれない。」 ・・・いや、とれなくても、 そういうこと口にするのはよしてよ。 恐怖感があおられるでしょ。 ミシミシミシミシミシッ ミシミシミシミシミシッ 「・・んー??」 いや、んー??とかじゃなくて。 頼むよ、ほんとに。 ミシミシミシミシミシミシミシミシミシッ ベリベリベリッ 抜けたらしい。 最後の「べりべり感」。 これ背骨に鳥肌がたちます。 麻酔効いてるから痛いわけじゃないけど、 何かが体からもぎとられていく感触。 ぞくっ、とくる。 止血して終了。 痛み止めが処方される。 んだが、これがまた、飲めない薬。 大体、歯医者さんは「ロキソニン」か「ポンタール」という痛み止めを出します。 ロキソニンのがよく効くのだが、 あたしはこの薬、薬疹が出てしまう。 あー、薬飲んで出ちゃう湿疹のことね。 ロキソニンが処方されたのだけど、飲めないからポンタールに変えてもらいます。 「ロキソニンのが効くんだけどねー。」 先生が何気なく言う一言がまた、嫌。 ポンタールじゃ効き悪いよ? 痛いの治まらないよ? って言われてるみたいで・・・ で、歯医者出たけど、すでに薬飲みたい気分。 痛い・・・ とりあえず、麻酔切れたらひどそうだから、 麻酔効いてるうちに、いろいろやってしまおう、と思って動くと、 口の中に血の味。 鏡で見たら、舌が真っ赤。 それからしばらくしても、しゃべると、 口を開くと、とっても血の味。 あたしは吸血鬼にもなれない・・・ とよく分かりました。 「親知らずを抜くこと」は、「胃カメラ」と共に、 「もうやりたくない医療行為」にランクインさせた兎です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005.01.12 09:40:20
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