テーマ:結婚(620)
カテゴリ:エッセーっぽい匂い(一般物)
で、このTVを一緒に見てた兎ママが一言。 「兎もさー、マサイ族の人とかと 結婚したらー?」 ちなみに、この39歳女性は、 第二夫人。 そう、マサイは一夫多妻制。 無理無理無理無理無理無理無理無理。 あたしだったら、 第一夫人をやってしまうかもしれない。 漢字で書くと、 「殺ってしまうかもしれない」。 嫉妬と束縛の塊のあたしが、 そんなんできるわけない。 けど、一応言ってみます。 「デヴィ婦人みたいにさー、 あたしも第三夫人とかなろうかな。」 「だめよ、そんなの!」 すごい勢いでママの反論。 いやいや、聞き間違いじゃなかったら、 たった今さ、 結婚したら?とか言わなかった? まあ、そうだよねー。 昔の日本じゃあるまいし、 正室だの側室だの、 第一夫人だの第二夫人だの、 何人嫁が必要なんだ、って話。 女をなんだと思ってるのか。 やっぱ、1:1で愛し合うのが 普通でしょ? 「だって、デヴィ夫人は 大金持ちと結婚したから、 三番目でもよかったけど、 あんた、マサイ族と結婚したって、 牛か豚しかもらえないわよっ!」 ・・・お母さん、そういうこと? 大体、言葉しゃべれないって言うの。 どうやって意思の疎通をはかるのか。 スワヒリ語だっけ? フランス語ですら、 ぼんじゅーる、めるしー、しるぶぷれ、ういーむっしゅ、 くらいしかしゃべれないのに、 スワヒリ語とか無理。 ちなみに英語は仏語より できてない予感。 で、このお嫁にいった彼女は、 結婚してからスワヒリ語を 旦那さんから学んでる。 ありえない、ありえない。 ボキャブラリーにこだわるあたしは、 言葉も通じないのに、 結婚するとかありえません。 それでも、あたしは言ってみます。 「じゃあさあ、あたしがさー、 この人と結婚します、って マサイの人連れてきたら、 お母さん、どうすんのー?」 「気絶する!」 お母さん、さっきと言ってる事 違うじゃん・・・ さっき、「結婚すれば?」って薦めたの、 あなたですよ・・・ でも、このマサイ族の旦那さん、 優しいんですよー。 マサイの風習として、 たとえ夫婦であっても、 男女が人前で一緒にいる、ってことは しないんだそうです。 でも、日本人は風習が違うし、 全然知らない土地にきて 淋しいだろうから、って、 この旦那さんは、 人前でも気にせず、 日本人の奥さんと一緒にいてくれるそうな。 いいなー、いいなー。 優しいなあ。 そういうの大事だよねー。 風習にとらわれないとかさー、 周りを気にしないとかさー。 自分が大事だと思うものは、 自分のやりかたで、 大事にしてるんだよ。 あのTV見せてやりたい。 で、その優しいマサイの旦那様。 言葉も通じないし、 文化のまるで違う、 日本人女性をどうして嫁にもらおうと思ったのか。 何が決めてだったのか。 「彼女を見た時、そう感じたからさ。」 あー、分かる。 あたしもそんな感じ。 直感ってやつで、なんとなく分かる。 そっか、あたし、 マサイ向きなんだ。 前世はマサイの戦士だったかもしれません。 兎です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006.07.13 13:08:20
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