コーヒーは飲めません

やー、あのね。
あたしが青森行ってる同じ時に、
うちのパパが職場の旅行で沖縄行ってたんですよ。

娘は青森、母親は茨城、父親が沖縄で、
たった３人の家族なのに、
思いっきり一家離散状態だったんですが、
これがねー、パパのこの沖縄旅行でね、
一緒に行った人が一人、
ノロウイルスにかかったらしいんです。


これがまた帰りの飛行機で発症して、
空港着くと同時に、そのまま病院に直行。

っていうことは一緒に行ったうちのパパも
かかってる可能性大じゃないですか。


って聞いたらうちのママがね、

「お母さん、まだ死にたくないわよ！」。

はあ！？

ノロウイルスを別の病気と間違えてない？

「お母さん・・・・
　ノロウイルスって食中毒だよ・・・」

「でも、いっぱい死んでるじゃないの！
　お母さん、あと５０年は生きるんだから！」


で、パパいわく

「あー、今年はけっこう亡くなってる人多いかもしれん。」

あ、そうなんだ。

「そうよ！
　だから言ってるじゃないの！
　死ぬならお父さん一人で死んでよね！」

３０年も連れ添ったって、本音はこんなもん。


で、えらい念入りに手洗い・うがいさせられてました。


でもね、あたしはね、
ちょっとね、ちょっとだけね、かる～くね、
ノロウイルスかかってみたいなー、なんて
思ってみちゃったりなんかして。

おなかこわすじゃないですか、あれ。
便秘治るかなー、なんてさ・・・


いや、すごい辛いのは分かってるので、
ほんのちょっとでよかったんですよ。

かなり軽めでライトな感じでファジーにそれとなく、
かかってみたかったんですよ。


感染力強いっていうから、
けっこう期待してたんですけどねー。

夕飯の時の大皿料理とかね、
パパが食べた後、さりげなくそっこーで
同じもの食べたりとかね、
わりかし見えない努力をしてみてたんですけどね。


ママの強力な妨害により、
あたしの「軽症ノロウイルス大作戦」は
失敗に終わりました。

パパがかかってないんだから、
あたしがかかるわけない。


その後も、人が多いとこ行く機会があったら、
深呼吸してみるとか、
涙ぐましい努力はしてたんですが、
報われなかった模様。


便秘は、他の作戦で壊滅するしかないらしい。

不二家のシュークリームか？