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カテゴリ:アニメ
0131 タイタン A.E.
【スタッフ】 ・監 督 ドン・ブルース、ゲイリー・ゴールドマン ・製 作 デビッド・カーシュナー、ゲイリー・ゴールドマン、ドン・ブルース ・脚 本 ベン・エドランド、ジョン・オーガスト、ジョス・ウェドン ・ストーリー ハンス・バウアー、ランダル・マコーミック ・音楽スーパーバイザー グレン・バラード ・サウンド・デザイン クリストファー・ボイエス ・P.O.V.D.E.視覚効果スーパーバイザー デビッド・ポール・ドゾレック 【キャスト】 ・ケール………マット・デイモン(平田広明) ・コルソ………ビル・プルマン(金田明夫) ・アキーマ……ドリュー・バリモア(赤間麻里子) ・ブリード……ネイサン・レイン(鈴置洋孝) 【仕 様】 ・型 番 FXBD-19971 ・製作年度 ----年 ・製 作 国 アメリカ ・原 題 TITAN A.E. ・収 録 96分(本編) ・音 声 1.オリジナル<英語>5.1chサラウンド、 2.日本語5.1chサラウンド ・字 幕 1.日本語字幕、2.英語字幕 ・映 像 16: 9 LB シネマスコーブ・サイズ ・そ の 他 片面2層、MPEG-2、COLOR、DOLBY DIGITAL、NTSC 日本市場向、セル専用 ・発 売 元 20世紀フォックス・ホーム エンターテイメント ジャパン株式会社 ・映像特典 1.メイキング(約22分) 2.未公開シーン集( 4種 約12分) 3.オリジナル劇場予告編&テレビCM集( 4種) 4.フォト・ギャラリー(約200点) 5.ミュージック・ビデオ“Over My Head” 【ジャケット】 ・オモテ面:---- ・ウラ面 :ハイパー・リアル映像が炸裂! 3D-CGI新時代を告げる、 壮大なるSFアクション超大作!! オモテ面にもウラ面にも、キャラタクが一切登場しない。これって日本だけの仕様だろうなぁ。あのキャラクタは、なかなか日本では馴染まないから、苦肉の選択だったと思う。でも、おかげで、いい出来映えだ。(笑) 【感 想】 「寄せ集めのガラクタ映画」 物語の設定は面白かったが、既視感を拭いきれない作品だった。劇場公開時に観ていたとしても、この感想は変わらないだろう。 『超時空要塞マクロス』や『時の支配者』といった作品からインスパイアされたらしい映像が延々と続く。せめて、オリジナリティを出す気概くらいみせて欲しかった。(溜息) SFは、どれだけ独自の世界を築くことが出来るか、説得力を持たせることが出来るかが、カギだ。 物語世界をデザインするという観点からすると、『スターウォーズ』からちっとも進化していない。洗練もされていない。 むしろ、3DCGに浮かぶ2Dのキャラクタを見ていると、退化したのではないかと思う。 たとえ15年前の作品ではあっても、それくらいのことは分かる。(苦笑) 「観客は新しいものを求めている」と監督はインタビューに答えていた。御本人は新しいものを見せたつもりかも知れないが、とんだ勘違いだったわけだ。解ってはいても、出来ないのが凡人の常。ま、人生なんて、そんなもの。(笑) つくづく2流どころの勘違い男たちだったんだなぁと思う。ドン・ブルースとゲイリー・ゴールドマンはどうしたろ?(確かに『アナスタシア』の映像は凄かったと思う) 本作品は、巨額の製作費をかけて半分も回収出来なかったと聞いている。おかげでFOXのアニメーション部門は解散。罪を作ってしまった。 その事実だけは、認めて欲しいものである。 ――15年前、エネルギー生命体“ドレッジ”の攻撃で地球を破壊されてしまった人類は、漂流コロニーで細々と生き長らえていた。 地球人のケールは、異星人のはぐれ者たちが集まるジャンク屋で働きながら、鬱々とたのしまない日々を送っていた。 そこへ、同じ地球人のコルソが現れる。 「君のお父さんとタイタン号の建造に携わった」 コルソが言うには、ケールが父親から託された指輪に、宇宙船タイタン号を探し出す地図が隠されていると――。 地球が破壊される直前、父親と別れたきりのケールには、父親への愛情と不信感が渦巻いていた。 しかし、次の瞬間、ドレッジがジャンク屋を襲う。ケールは、否応なくコルソの船で、タイタン号を探す旅に出ることになる。 ……というお話し。 「『レンズマン』かい?!」と思ってしまった。(笑) ストーリーは、端的に言って、B級スペースオペラ。新味はない。『宇宙大作戦』や『スペース1999』で、これと似たような題材があったはずだ。 もしかしたら、アサイラムが、似たような作品を撮っているかも知れない。きっとタイトルは『スペースノア2000』だな。あー、ジャケットが思い浮かぶ~。(笑) クライマックスについて書いてしまうと、本作品には何も残らないので、ここでは伏せておくとしよう。(笑) 或る意味、ここが最大の見せ場であり、最大の謎でもある。 ドレッジを倒したからいいようなものの、そうでなかったら15年前の二の舞じゃない? 監督さんは感動させたかったんだろうけど、穴だらけのストーリーだったので、「最後はこれかい!?」と爆笑してしまいました。 これなら『ガルフォース』の方が何倍もいい。小比類巻かおるさんが歌う♪両手いっぱいのジョニー♪が流れるエンディングはステキだった。あの作品もクラシックになってしまったなぁ。(笑) 声優陣は豪華だったけど、キャラクタ・デザインが豪華でなかったので、あまり意味はないような気がした。 15年前に地球が破壊されてしまったアニメ映画を、公開から15年経ったいま観てみて、15年後にはソフトのリリースすらなくなっているのではないか、と思える作品だった。 オススメ致しません! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2015.08.13 06:28:18
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