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カテゴリ:アドベンチャー映画
0260 アデル/ファラオと復活の秘薬
【スタッフ】 ・監督・製作 リュック・ベッソン ・原 作 タルディ ・音 楽 エリック・セラ ・撮 影 ティエリー・アルポガスト ・美 術 ユーグ・ティサンディエ ・3D特殊効果 BUF 【キャスト】 ・アデル………………ルイーズ・ブルゴワン(岡 寛恵) ・デュールヴー………マチュー・アマルリック(納屋六朗) ・カポニ警部…………ジル・ルルーシュ(後藤 敦) ・サン=ユベール……ジャン=ポール・ルーヴ(多田野曜平) ・メナール教授………フィリップ・ナオン(塚田正昭) ・ズボロフスキー……ニコラ・ジロー(勝 杏里) ・エスペランデュー…ジャッキー・ネルセシアン(石森達幸) ・アガット……………ロール・ド・クレルモン(鵜飼まり) 【仕 様】 ・型 番 HBIBF-8022 ・製作年度 2010年 ・製 作 国 フランス ・英 題 The extraordinary adventures of ADELE BLANC-SEC ・収 録 本編 107分 ・音 声 1.仏 語 DTS 5.1ch 2.仏 語 Dolby Digital 5.1ch 3.日本語 Dolby Digital 5.1ch ・字 幕 1.日本語字幕 ・サ イ ズ 16: 9 スコープサイズ スクイーズ収録 ・そ の 他 片面2層、COLOR、DOLBY DIGITAL、 NTSC 日本市場向、PG-12、DVD、セル専用 ・輸 入 元 ヨーロッパ・コープ ジャパン ・提 供 アスミック・エース、ハピネット ・発 売 アスミック・エース ・販 売 ハピネット ・映像特典 1.メイキング 2.カトリーヌ・ランジェ「アデルのテーマ」ミュージック・クリップ 3.テーマソング レコーディング風景 (トマ・デュトロン&ルイーズ・ブルゴワン) 4.未公開シーン集 5.原作と映画の比較 6.バックステージでのルイーズの1日 7.オリジナル予告、日本版予告 ・字幕翻訳 松浦美奈 ・吹替翻訳 高部義之 【ジャケット】 ・オモテ面:---- ・ウラ面 :幻の秘薬を求めて、エジプト“王家の谷”から、パリ“ルーブル美術館”へ―― リュック・ベッソン監督が贈る、 ヒロイン×アドベンチャー超大作! 腕組みをしたアデル・ブランセックが、ジャケットのオモテ面。後光がさしている。(笑) その背景には、主要な舞台であるエジプトとパリのランドマーク、登場人物の画像が配置されている。当のアデルの画像も3枚、用いられている。そのうち1枚は、ウラ面にも使用。 使用できる画像に制限があるのか、或いは公開され、使用を許諾された画像が少ないのか、デザイン的には満足なケースが少ない。ロビーカードの方が、種類が多いのではないかと思ってしまう。 それにしても、コピーの貧困さには、あきれる。“○○○○監督が放つ”“○○○○監督が仕掛ける”“○○○○が挑む”……。本作品は、“贈る”ときた。もう少し、何とかならんもんかねぇ。 【感 想】 「ユーモアのお国柄」 「うーん、これかぁ」という感じ。(笑) 実にレビューを書きにくい作品だ。 確かにシチュエーションは冒険活劇にはもってこいだが、作り手はそんなことを望んでいなかった。ひたすらコメディを目指す。 セットや衣装には莫大なコストをかけ、CGやVFXのクォリティも高い。このギャップが既にユーモアなのだろうが、こちらとしては何だか勿体ないとしか言いようがない。 ユーモアにもお国柄があり、国によって表現が異なる。くっだらないパロディ映画ばかり観て怠けていた身には、本作品は少々ツラかった。 結婚式で“3つのフクロ”のスピーチを聞かされているような錯覚にとらわれた。それも何度も……。(笑) 正装して美味しそうなコース料理をふるまわれているのに、ちっともそれを楽しめない。新婦の友人たちが♪てんとう虫のサンバ♪でも歌おうものなら、料理を諦めてワインをがぶ飲みして帰ろうかと思ってしまう。――この例えが既にイタいか。(笑) リュック・ベッソン監督は「もう監督はしない」と公言したのに現場に復帰。数多の作品に製作や脚本で携わりながら、自分で本作品を撮ったということは、なにがしかの動機があったのだろう。残念ながらスクリーンからそれを読み解くことは出来なかった。 単に『フィフスエレメント』の対局を撮りたかっただけなのかも知れない。或いは『インディ・ジョーンズ』や『ハムナプトラ』といった冒険活劇に対するアンチテーゼか。 ――というのも、どこかサイレントの大袈裟なアクションをともなったコメディ映画のような印象を受けるからだ。ハロルド・ロイドとかね。L.ベッソン監督の狙いはクラシックなスラップスティック・コメディ系映画の復活だったのかも知れない。そう考えると受け入れやすい作品だった。 考えみれば、広告に騙されたようなものだ。いくらL.ベッソンのブランド名を冠しているとはいえ、フランスのコメディ映画は、日本ではあまり人気がない。それならいっそのこと女性版の『インディ・ジョーンズ』のような映画として売った方が客は入る。どうも確信的な策略のような気がしてならない。(笑) 主演女優サンはなかなかキュートだし、何となくシリーズ化されそうなコメディ大作。次回は肩肘張らずに作ってほしいと思うが、存外これはこれでステキな作品かも知れない。 ちょっとだけオススメ! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2015.12.20 12:48:29
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