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B級映画ジャケット美術館

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2015.12.27
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0267 トレジャーハンター/沈没した豪華客船の財宝

『0267 トレジャーハンター/沈没した豪華客船の財宝』オモテ面

【スタッフ】
・監  督  ラリー・モリン
       パオロ・パーズマン
・制作総指揮 スティーヴン・E.デ・スーザ(「ダイハード1&2」の脚本家)
       ゲイル・アン・ハード
       (「ターミネーター」シリーズの製作総指揮、「アルマゲドン」の制作)
・脚  本  ダグ・モリター
       トム・スゾロッシィ
・撮  影  マルコム・クロス
       ビル・ウォン

『0267 トレジャーハンター/沈没した豪華客船の財宝』ウラ面

【キャスト】
・マイケル・ビーン(「ターミネーター」「ザ・ロック」)
・カレン・クリッチ
・ジェシー・ネルソン
・リーガン・パスターナック
・パトリシア・コリンズ
・サリー・アシャンティ
・ジュレス・レイサー

【仕  様】
・型  番  IA09-0529
・製作年度  2006年
・製 作 国  アメリカ
・原  題  ADVENTURE INC.
・収  録  本編86分
・音  声  1. オリジナル <英語> (ドルビー・デジタル・ステレオ)
       2.日本語吹替 (ドルビー・デジタル・ステレオ)
・字  幕  1.日本語字幕
       2.日本語用デカ字幕
       3.日本語吹替用字幕
・サ イ ズ  16: 9 LB ビスタサイズ
・そ の 他  片面1層、MPEG-2、COLOR、DOLBY DIGITAL、
       NTSC 日本市場向け、DVD、レンタル専用
・販 売 元  インターフィルム

【ジャケット】
・オモテ面:世界を股にかけた冒険の旅――
      ついに海底にまで及ぶ!!
・ウラ面 :2大ヒットメーカー
      《スティーブ・E・デ・ズーザ 「ダイハード」の脚本家&
      ゲイル・アン・ハード 「アルマゲドン」の制作》が仕掛ける、
      MAXの興奮度で迫るアクション・アドベンチャー巨編第6弾!!
        《「インディ・ジョーンズ」同様、
        実在のトレジャー・ハンターの伝説を完全映画化!》

今回のジャケットは、本シリーズ中でも異色の出来映え。沈没船が中央に配置され、上部には海面が描かれている。サメは余分だったかな。(笑) 主要登場人物の真剣な顔が浮かび、タイトルの下には沈んだ財宝が描かれている。うん、冒険映画らしいジャケットだ。
ウラ面も、沈没船が中心のデザイン。少しだけ、いつもとイメージが異なっているのは、全体的に青色系でまとめられているからだろう。
キャッチコピーは“MAXの興奮度で迫る”……。まだ5枚もあるのに、MAXなんて使ってしまっていいの?(笑)

【感  想】
「吹替翻訳」

海外ドラマは吹き替えで観るようにしている。
これまで、多くの名声優さんたちが、見事な吹き替えをみせてくれた。『刑事コジャック』の森山周一郎さん、『ダンディ2』の広川太一郎さん、『刑事コロンボ』の小池朝雄さんは言うまでもないだろう。

しかし、思うのだ、それもこれも素晴らしい吹替用の台本があったればこそ。翻訳のセンスが違う。
本シリーズの下手クソな翻訳とは、雲泥の差だ。(満足に英会話も出来ない私が言うのは、おこがましいが……)

第 1話(11) 沈没した豪華客船
Uボートに沈められた豪華客船ネプチューン号を発見したアドベンチャーInc.。
しかし、その船は呪われていた。その遺物の引き揚げを開始すると発表したセレモニーで、引き揚げを指揮するダイバーが不慮の事故で死亡する。
後を継いだジャクソンも事故に遭い、誰かの策略だと気づく。早速、調査を開始したものの、第2の被害者が出てしまう。
……というお話し。

本シリーズの中では、出色の出来映えだった。脚本もメリハリがあり、撮影も手を抜かずに丁寧だ。予算が出たのだろう、時間をかけている。撮影に使用された車や部屋、調度類も立派なものだ。
エベリン役を演じたリーガン・パスターナックがノーブルで華があった。(笑) 『プロムナイト(1980)』を撮ったポール・リンチ監督の『グリズリー・プラネット(2006)』に出ていたらしい。観直さなければ。(汗)
監督は、アンドリュー・ポッター。

第 2話(12) 呪いのマスク
西アフリカでマスクを発掘したアドベンチャーInc.。ところが、何者かの襲撃を受ける。
辛くも危機を脱したジャズソンたちは、マスクを依頼人の司祭に届ける。仕事は、そこで終わるはずだった。
マスクの帰還を祝うお祭りの最中に、再び何者かの襲撃を受けて、マスクを盗まれてしまう。何世紀もの間、人々の憎悪や怨念をためて来たマスクに、どんな価値があるのか――。
ジャズソンたちは、宗教学者に意見を求める。
……というお話し。

“呪いのマスク”なので、物語は想定した範囲内で展開し、終了する。(笑) マスクでも短剣でも指輪でも、何でもいいようなものだが、ひとの心を映す顔を象った“マスク”という点が、いい。
ただ、予算切れなのか、必要なシーンやカットがないので、出来映えは悪い。「何だコレ?」って感じだった。
監督は、パオロ・バーズマン。この方が撮った作品は、みんなショボいな。(笑)

メジャー作品になると、ジャケットに“字幕翻訳:○○○○ 吹替翻訳:○○○○”と明記される。残念ながら、本作品には、記載がない。責任の所在を明確にするため、ここはやはり明示すべきだろう。

前々から思っていたことだが、会話が成立していないことが多い。声優さんの表現が間違っているケースもあるが、どうも機械翻訳のままって感じがする。ビミョーなのだ。

英語の勉強をしている人にはマイナスになる気がするので、13歳以下にオススメと致しましょう。(笑)





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Last updated  2015.12.27 17:57:28
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