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カテゴリ:SFアクション映画
0386 リディック/ギャラクシー・バトル
![]() 【スタッフ】 ・監督・脚本 デヴィッド・トゥーヒー ・製作総指揮 サマンサ・ヴィンセント マイク・ドレイク ジョージ・ザック ・製 作 ヴィン・ディーゼル テッド・フィールド ・撮 影 デヴィッド・エグビー ・美 術 ジョセフ・ネメック三世 ・編 集 トレイシー・アダムズ ・音 楽 グレーム・レヴェル 【キャスト】 ・ヴィン・ディーゼル(大塚明夫) ・ジョルディ・モリャ(宮内敦士) ・マット・ネイブル(玉野井直樹) ・ケイティー・サッコフ(斎藤恵理) ・デイブ・バウティスタ(藤原貴弘) ・ノーラン・ジェラード・ファンク(中村章吾) ・ボキーム・ウッドバイン(山田浩貴) ・カール・アーバン(宮内敦士) ![]() 【仕 様】 ・型 番 DZ-9510 ・製作年度 2013年 ・製 作 国 アメリカ ・原 題 RIDDICK ・収 録 本編約 119分+特典映像約 2分 ・音 声 1.ドルビーデジタル・ 英 語 (オリジナル) 5.1ch サラウンド 3.ドルビーデジタル・ 日本語 (吹替) ステレオ ・字 幕 1.日本語字幕 2.吹替用字幕 ・サ イ ズ 16: 9 LB シネマスコープサイズ ・そ の 他 片面2層、MPEG-2、COLOR、DOLBY DIGITAL、 NTSC 日本市場向、DVD、レンタル専用 ・映 倫 R15+ ・本編字幕翻訳 長澤達也 ・吹替翻訳 久保喜昭 ・吹替演出 百瀬浩二 ・劇場公開日 2014年 3月 8日 ・発 売 松竹 ・販 売 元 松竹 ・提 供 株式会社プレシディオ ・映像特典 オリジナル予告篇 【ジャケット】 ・オモテ面:銀河最凶リディックが挑む、 “圧倒的”SFスペクタクル巨編! ・ウラ面 :タイムリミットは24時間――。 銀河の果ての惑星から脱出せよ!! 全米初登場“圧倒的”No.1! 『リディック』シリーズ最新作! “リディック”がナイフを片手にかがんでいるイラストがオモテ面。画面いっぱいに描かれている。迫力があるが、余白が少なく、窮屈な印象だ。本編の雰囲気は十分に伝わって来るが、どうも失敗なような気がする。(汗) ウラ面は、リディックが誰かの喉元にナイフを突きつけている画像を大きく使い、キャッチコピーやストーリー、取り込み画像が重ねられている。いい感じだ。 “全米初登場圧倒的No.1”ってコピーも、いかにもレンタル用っぽくてイイな。こういうのって、下世話だけど、嫌いじゃない。(セル版に、こんなコピーが記載されていたら、怒るけどね) 【感 想】 「根暗なモモンガー」 ヴィン・ディーゼル主演のSFアクション・スリラー。まさかの第3弾である。(笑) 何しろ、前作から10年だ。決して成功したとは言えない『リディック』だったから、続編が製作されるなど夢にも思っていなかった。この間、主演俳優は“車を転がして”稼いでいたワケだし、いまさらリディックを演じるなど考えられなかった。よほど愛着があったのだろう。 ――全宇宙の支配を目論む暗黒集団“ネクロモンガー”の帝王《ロードマーシャル》になったリディック。甘美で淫蕩な権力者の世界に身を置きながら、幾度も暗殺の憂き目にあっていた。 リディックは、そんな世界を捨てて、故郷に帰る道を選ぶ。しかし、部下の裏切りから負傷し、名も知れぬ辺境の惑星に、ひとり取り残されてしまう。 そこは、荒野だった。草木一本と生えていない。湧き出る水は毒素を含み、コヨーテのような動物が群れをなしている。水辺にはサソリのような尾を持つトカゲにも似た生物が棲みついていた。 飼い慣らされて鈍った感覚を取り戻すべく、リディックは、この星でサバイバル生活を送る決意をする。 ……というのが、序盤。 ここまでは滅法面白かった。 けれど、雨期が近づいていることを知ったリディックが救助信号を発信した辺りから中ダルミが始まる。(溜息) リディックの首に賭けられた懸賞金目当てに賞金稼ぎの宇宙船がやって来る。 1組目が分かり易い連中で、ボスのキャラクタが秀逸だった。でも、あまり活かされていなかったような気がする。そういう意味では、デビッド・トゥーヒー監督の演出はナマクラだったと言えるだろう。 2組目が、訓練された傭兵のような連中。リーダーの物言いからすると、何か因縁があることがうかがえる。 でも、その理由が明かされても、何だかモヤモヤしている。彼は、どうしたかったのだろう? 何を聞きたかったのだろう? 曖昧模糊としていて、不満が残った。(演出のせいなのか、脚本のせいなのか、役者のせいなのかは不明) この2組が、リディックに翻弄される様子も、大したことはない。“宇宙最強の犯罪者”という不気味さもうかがえない。そのため、けっこう退屈だった。幾つかシーンもカットされているようだしね。(嘆息) 終盤は、雨の中の脱出劇。ここからはピリッとするかな、と期待したが、残念なことに凡庸だった。 スリルもサスペンスもない。一つ一つの描写は完成されているけど、全体を見ると未完成みたいな感じだ。 1作目と似たようなストーリー展開なので原点回帰にも見える。『ピッチブラック』に似た人物設定と構成だし、既視感が拭い切れない。最近流行りの“リブート”かと思ったもの。 とどのつまり1作目のファンにおもねるような行為にしか見えないってことだ。 ただ、テンポがいいし、役者さんの演技にも安定感がある。CGにもお金がかかっている。無闇に音楽で情感にうったえようともしない。落ち着いた雰囲気が全編からうかがえる。 店頭で流しっぱなしにするには、ちょうど良い仕上がり具合いだ。(苦笑) 悪くもはないけど、良くもない。平均的な出来映えの作品だと、ほかの人にはオススメしにくい。良くも悪くも、どこか尖ったところがないと……。 リディックの言いぐさではないが、監督さんはナマっちまったんだな。(笑) ザンネン! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2016.04.24 12:08:39
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