|
カテゴリ:アニメ
0392 機動戦士ガンダム/逆襲のシャア
【スタッフ】 ・原作・脚本・監督 富野由悠季 ・キャラクターデザイン 北爪宏幸 ・モビルスーツデヅイン 出渕 裕 ・メカニカルデザイン ガイナックス 佐山善則 ・作画監督 稲野義信、北爪宏幸、南伸一郎、 山田きさらか、大森英敏、小田川幹雄、 仙波隆綱 ・美術監督 池田繁美 ・撮影監督 古林一太、奥井 敦 ・音響監督 藤野貞義 ・音 楽 三枝成章 ・企画・製作 サンライズ 【キャスト】 ・アムロ・レイ :古谷 徹 ・シャア・アズナブル:池田秀一 ・ブライト・ノア :鈴置洋孝 ・ナナイ・ミゲル :榊原良子 ・ミライ・ヤシマ :白石冬美 ・クェス・パラヤ :川村万梨阿 ・チェーン・アギ :弥生みつき ・ハサウェイ・ノア:佐々木望 ・ギュネイ・ガス :山寺宏一 【仕 様】 ・型 番 BCBA-0775 ・製作年度 ----年 ・製 作 国 日本 ・英 題 MOBILE SUIT GUNDAM CHAR’S COUNTERATTACK ・収 録 124分 ・音 声 ドルビーデジタル (ドルビーサラウンド) ・字 幕 日本語字幕 ・サ イ ズ 16: 9 LB ビスタサイズ ・そ の 他 片面2層、MPEG-2、COLOR、DOLBY DIGITAL、 NTSC 日本市場向、DVD、セル専用 ・価 格 \6,000(税抜) ・リリース 2001. 3.25. ・発 売 バンダイビジュアル株式会社 ・販 売 元 バンダイビジュアル株式会社 ・映像特典 特報&劇場予告編 【ジャケット】 ・オモテ面:---- ・ウラ面 :ジオン独立戦争から15年・・・ アムロとシャア 最終決戦の時きたる!! ・ジャケットアート(セル原画):北爪宏幸 ファースト・ガンダムのファンからすると、アムロにもシャアにも見えないのが難点。北爪宏幸さんのデザインは好きだけど、これはちょっと……。(汗) ウラ面は、シンプル。画像が8枚、十字架のカタチに並べられている。これってチェーンが腰に付けていた“サイコフレーム”のカタチだな。背景は宇宙空間だから、クライマックスの1場面も模しているってことだろうなぁ。なかなか芸が細かい。 このセンスでジャケットのオモテ面をデザインして欲しかった。 【感 想】 「まことしやかな噂の真相」 TVドラマ『機動戦士ガンダム』の放映が終わり、劇場版のヒットによってブームが到来する。『Z』『ZZ』と物語世界を広げ、その勢いによって制作されたのが、本作品。だいぶ端折ったが、まぁ、そんなところである。(笑) 富野由悠季さんが脚本・監督・製作総指揮をつとめているため、富野さんの考え方や表現がイヤってくらいに浸透している。 そのせいか、個人的には“面倒くさい”。それこそ、富野さんの“若さ故のあやまち”ってヤツだ。(苦笑) ただ、『機動戦士ガンダム』の劇場版としては、初のフル新作で、墨文字の“GUNDAM”が新たな世界を予兆させてファンの期待は高かった。宣伝にしても圧倒的な物量で告知がなされていた。劇場に行かないヤツはファンじゃないと言わせたくらいだ。 また、初めてCGが使われるとあって、公開前から大人への訴求力も高かった。けれど、スペースコロニーの外観を描写するに止まり、多くの人が「ガンダムがCGで動くのか?!」という期待を裏切った。(笑) ガンダムがCGで動くまで、まだ十年以上は待たなければならなかった。 ――宇宙世紀0093年。一年戦争終結から13年、シャア・アズナブルは、ネオ・ジオン軍を率いて、地球連邦政府に対して反乱を起こす。ネオ・ジオンは、連邦軍の外郭部隊ロンド・ベルの抵抗をはねのけて、フィフス・ルナをチベットのラサに落下させる。 地球連邦政府は、アデナウアー・パラヤをスペースコロニー“ロンデニオン”に遣わし、ネオ・ジオンと停戦交渉を妥結させる。しかし、それはシャアの罠だった。 停戦の条件として譲り受けた小惑星“アクシズ”を地球に落とす。それによって地球は“核の冬”が来る。地球での生活に縛り付けられている人類を強制的に宇宙に上げる作戦だった。 ロンド・ベルのアムロ・レイは、新型のモビルスーツ“μガンダム”を駆って、シャアの野望を阻止しようとする。 ……というお話し。 『機動戦士ガンダム0080/ポケットの中の戦争』や『0083/ジオンの残光』等と違い、ニュータイプについて存分に語られている。しかし、描き方がステレオタイプで、つまらない。戦士として重用すると、こうなると言いたいのだろうか? クライマックスにしても、“チベットの高僧は宙に浮く”とか、“何もない空中から聖なる灰を取り出してみせる”というのと同じように、かなり胡散臭い。 “認識力の拡大”という定義は面白かったし、リアリティもあったのだが、ここまで飛躍すると凡人はついて行けない。ニュータイプについては、もう少し地道に解釈を広げて行って欲しかった。 キャラクタ・デザインと作画監督は、北爪宏幸さん。『聖戦士ダンバイン』や『重戦機エルガイム』といった作品で人気を博した方だ。『Z』『ZZ』も担当し、当時はサンライズの顔だった。 動画には、大森英敏さんらが名を連ね、原画には梅津泰臣さんの名を見ることが出来る。OVAの世界ならピンで立つ人たちばかりだ。如何に本作品に力が注がれていたのか、よく分かる。 いまとなっては、古いタイプのアニメになってしまったが、クオリティの高い作品だと思う。若い世代のガンダム・ファンにオススメしたいとは思わないが、シャアとアムロがメインキャラになる最後の『機動戦士ガンダム』だ。 作品の善し悪しは別にして、観なければ。(笑) オススメ! ……そう言えば、当時、エンディングでセイラ・マスが一瞬映るとか、家の窓から夜空を眺めていたのはカミーユ・ビダンだったとか、まことしやかな噂が流布していた。おかげで、3度も劇場に足を運んだ。(笑) 結局、何だか分からず、真相は闇の中。DVDがリリースされているのだから、一時停止して確認すればいいのだが、そういう気持ちになれない。下らないことだが、若い頃の熱い気持ちは、そのままにしておくのが賢明だろう。(苦笑) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2016.04.30 07:17:34
コメント(0) | コメントを書く
[アニメ] カテゴリの最新記事
|