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カテゴリ:アクション・ホラー映画
0690 ハムナプトラ3/呪われた皇帝の秘宝
※オモテ面 【スタッフ】 ・監 督 ロブ・コーエン ・製作総指揮 クリス・ブリガム ・製 作 ショーン・ダニエル ジェームズ・ジャックス スティーヴン・ソマーズ ボブ・ダクセイ ・脚 本 アルフレッド・ガフ マイルズ・ミラー ・撮 影 サイモン・ダガン ACS 【キャスト】 ・リック・オコーネル… ブレンダン・フレイザー(森川智之) ・皇帝………………ジェット・リー ・エヴリン・オコーネル…マリア・ペロ(田中敦子) ・ジョナサン………ジョン・ハナ(田原アルノ) ・ツイ・ユアン……ミシェル・ヨー(塩田朋子) ・アレックス・オコーネル… ルーク・フォード(上地雄輔) ※ウラ面 【仕 様】 ・型 番 48330 ・製作年度 2008年 ・製 作 国 アメリカ ・原 題 THE MUMMY:TOMB OF THE DRAGON EMPEROR ・そ の 他 片面2層、カラー、MPEG-2、DOLBY DIGITAL、 NTSC 日本市場向、DVD、セル専用 ・発 売 元 ジェネオン・ユニバーサル・ エンターテイメント ・収 録 本編約 112分 ・サ イ ズ 16: 9 LB スコープサイズ ・音 声 1.英 語 (5.1chサラウンド) 2.日本語 (5.1chサラウンド) 3.タイ語 (5.1chサラウンド) ・字 幕 1.英語字幕 2.日本語字幕 3.タイ語字幕 4.韓国語字幕 5.インドネシア語字幕 6.中国語字幕(2言語) ・特 典 1.未公開シーン 2.ロブ・コーエン監督による本編音声解説 【ジャケット】 ・オモテ面:---- ・ウラ面 :二千年の時を経て、凶悪な皇帝がついに復活! オコーネル・ファミリーが 中国を舞台に大暴れ! ドラゴンが描かれた紋章を中心に、登場人物がゾロリと周囲を囲んでいる。その下には“兵馬俑”の軍隊、そしてジェット・リーが演じる皇帝。本作品の見せ場をフィーチャーしたデザインだが、皇帝の扱いが小さいのが気になる。これでは強敵に見えないではないか。(笑) オコーネル一家が主人公だし、次に重きをおいて描かれているのは、中国人の2人の因縁だ。でも、最強の敵は皇帝なのだから、大きく描かれないとストーリーの盛り上がりが伝わって来ない。これはちょっと失敗だな。 ウラ面は、これまでの2作品に較べて、ずいぶんと手が入れられている。こちらは、悪くない出来映えだ。 ※ピクチャディスク 【感 想】 「やっぱり、レイチェル・ワイズじゃないと……」 シリーズもので役者が代わってしまうことは、よくある。安易に交代しているわけではないだろうが、それが作品に与える影響は、意外と大きい。特にヒット作となれば尚更だ。論理的に考えれば、お馴染みの俳優を取り揃えられたとしてもリスクは同じ。作品の完成度には関係ない。あくまでも役者としての力量が、作品の“善し悪し”に大きく関わるからだ。 しかし、ファン心理ってヤツは、そう単純ではない。むしろ、誰が演じるのかによって作品の成否は決まってしまう。本作品で言えば、“エヴリン”をレイチェル・ワイズが演じないことで8割方、失敗である。これは『ハンニバル』のジュリアン・ムーアも同じ。ファンのニーズに応えられなかった製作陣の責任は大きい。有り体に言えば、失態である。彼女をキャスティング出来なかった時点で、シナリオを書き換えるべきだっただろう。過酷なようだが、それが現実である。(溜息) まぁそういうことを除けば、なかなかよく出来た作品だった。監督もスティーヴン・ソマーズからロブ・コーエンにバトンタッチ。これまでのテイストが失われてしまうのではないかと懸念されたが、大健闘だった。 ただ、前2作品が“漫画”調だったとすれば、本作品は“劇画”調である。デフォルメよりもリアルさを求めている。分かりやすい映像ではないが、臨場感のある描写を目指した感じだ。色調を低くく抑え、手ブレ加工も施している。好き嫌いはあるだろうが、大人向けの仕上がりだ。脚本はコミカルなので、R.コーエン監督のバランス感覚の為せる業だろう。 物語は、前作から10年後の設定。幼かった息子アレックスも青年になり、親に隠れて遺跡の発掘に携わったりしている。彼が掘り出した皇帝のミイラを中国の軍部が蘇らせてしまう。その野望を阻止すべくオコーネル夫妻も立ち上がるという筋書き。殆どストーリー展開としては前2作と変わらない。舞台を中国に移した分、新しいキャラクタを創出できた感じだ。その中でも、ミッシェル・ヨーとイザベラ・リョンは、いい。ステキだった。 ミッシェル・ヨーは、『グリーンデスティニー』の頃に較べると老いが感じられるが、むしろそれがいい感じだった。美しい歳のとり方をしている。 一方、ジェット・リーは精彩がなく、ミスキャストに思えた。衣装のせいもあるだろうが、太り過ぎだ。『少林寺』を知る者にとっては非常に残念な姿だった。 逆にブレンダン・フレイザーは痩せて、体つきが締まった感じ。一時期、太っていたが、本作品では「まだまだ息子には負けないゼ」と言わんばかりに頑張っている。アクションとコメディの両方を演じられるスターなだけに、本作品の健在ぶりは嬉しい限りである。 キャストの中ではイザベラ・リョンが収穫だった。どんな作品に出ている女優さんなのかは知らないが、なかなかキュートだった。存在感もある。おかげで“エヴリン”役のマリア・ベロをすっかりくってしまった感じだ。若さ故かも知れないが、この手の作品では女優としての“輝き”がないと周囲に埋もれてしまう。その点、イザベラはみっけもんだった。 総じて面白い作品だっただけに、レイチェル・ワイズが出演しなかったことは、かえすがえすも残念なことである。オススメ! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2017.02.22 07:07:51
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