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2017.05.01
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0758 10ミニッツ・アフター

『0758 10ミニッツ・アフター』オモテ面
※オモテ面

【スタッフ】
・監督・VFX デビッド・ヴァン・エッセン
・製  作  ブラッド・クレボイ
           「ライディング・ザ・ブレッド」
       デビッド・ビクスラー
       デビッド・ウイクト
       デビッド・ランカスター
・脚  本  フィリップ・バジャー
・撮  影  ソンク・ハンセン
・音  楽  ロブ・ロード
・編  集  トビーイエィツ

【キャスト】
・ショーン・アスティン「ロード・オブ・ザ・リング」
・ヴィニー・ジョーンズ
 「ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ」
               「ソードフィッシュ」
・イワナ・ミルセヴィッチ
          「ペイチェック/消された記憶」
・セシル・カーター「ロード・オブ・ウォー」
・タムシン・マッカーシー「スーパーノヴァ」

『0758 10ミニッツ・アフター』ウラ面
※ウラ面

【仕  様】
・型  番  PWAD-0953S
・製作年度  2005年
・製 作 国  アメリカ
・原  題  SLIP STREAM
・そ の 他  片面1層、COLOR、MPEG-2、DOLBY DIGITAL、
       NTSC 日本市場向、DVD、セル専用
・発  売  プライムウェーブ株式会社
・販  売  アルバトロス株式会社
       プライムウェーブ株式会社
・価  格  ----
・収  録   87分
・サ イ ズ  16: 9 LB ビスタサイズ
・音  声  1.オリジナル <英 語> (Stereo)
       2.日本語吹替 (Stereo)
・字  幕  1.日本語字幕
・字幕翻訳  ----
・吹替翻訳  ----
・公  開  ----
・映像特典  予告編収録

【ジャケット】
・オモテ面:もしも 10分間 時間を戻せたら?
・ウラ面 :全世界騒然!!
      “タイムスリップSF映画”の
      新たな金字塔がここに誕生!!

素晴らしいイラストだ。望月三起也さんの描く扉絵みたいだ。ジャンボ旅客機、銀行強盗の男たち、バス……、余白をたっぷり使ったレイアウトは、想像力を刺激する。さすが、アルバトロスだ。
でも、本作品のジャケットに見えないのが、難点。(笑)
ウラ面は、一転して背景を黒地にして、画像や文字で、めいっぱい埋め込んでいる。「こういう方法もあるか……」と、ちょっと感心してしまった。
ただ、本作品の出演俳優の顔が出て来ていない。そこがザンネンでならない。

『0758 10ミニッツ・アフター』ピクチャディスク
※ピクチャディスク

【感  想】
「主観的な時間の流れと客観的な時間の流れ」

ショーン・オースティンが冴えない天才物理学者を演じたアクション・コメディ映画。個人的には面白かったが、一般的には、どうだろ? ウケないかなぁ。(苦笑)

――天才物理学者スチュアート・コーンウェイは、携帯型のタイムマシンを開発。銀行の窓口係で、意中の女性マーガレットの前でテストをする。それは成功したが、銀行強盗が押し入って来て、コーンウェイは凶弾に倒れてしまう。
しかし、彼をマークしていたFBI捜査官のサラによってタイムマシンが起動し、2人は強盗前の時間に戻ってしまう。
……というお話し。

この後、事態は悪化して行く様子が面白い。銃撃戦、バス・ジャック、舞台を航空機に移してスペクタクル・シーンへと繋げて行く。ネタバレだが、ほぼ予告編に網羅されているので、問題はあるまい。或る意味、予告編の方がスピーディで面白いかも知れない。(笑)

主人公のS.コーンウェイ博士を演じたショーン・オースティンがハマり役だった。彼が『グーニーズ』でマイキーを演じたなんて信じられないくらい小太りのアンチャンになってしまった。(笑) でも、どこか得体の知れないキャラクタを確立したようで、『アメイジング・ワールド』の旅人などと本作品のキャラクタには共通するものがある。ニッチな産業に参入する中小零細企業みたいで、親しみを感じる生き方だ。(笑)

“ボニーとクライド”を気取る銀行強盗のボスを演じるのは、ヴィニー・ジョーンズ。このイカレた男を嬉々として演じており、怪演だった。(いまならウディ・ハレルソンがキャスティングされる役柄だ)

FBI捜査官のサラを演じるのは、イワナ・ミルセヴィッチ。フィアンセを殺されたにしては、その後の行動に心的ダメージが感じられず、ちょっと残念だった。タイムマシンを使って何とかしようとする焦燥感を表現できていなかった。その点、ヴィニー・ジョーンズは、巧かったと思う。単なるカラダでっかちの役者さんじゃないんだなぁとシミジミ思う。(笑)

この手の作品につきまとうのが、パラドックスの問題。娯楽作品だから大上段に構える必要はないが、「なんで?」という疑問は起きる。
本作品では、数回しか時間を遡らず、然も“10分”という制限を設けており、ストーリー展開を優先している。なかなかクレバーだと思う。

ただ、ハイスピード撮影を多用しており、要所をスローモーションで再生する。そのため、ややリズムが悪くなっている。
それに、“主観的な時間の流れ”と“客観的な時間の流れ”の違いを描こうとしているため、映画を見慣れていない観客は、戸惑うことだろう。
私としては、主観的な時間では物理的な法則が無視されているところが興味深かった。人は、視覚や聴覚、類推や憶測など、多くの情報から状況を補完している。そのため、往々にして主観的な時間の流れを映像で表現しようとすると、アクロバティックになる。本作品の監督さんや脚本家も同じように思ったのだろう。ちょっと嬉しかった。(特に銀行強盗の場面で、そういう表現を用いている)

アメリカ映画とのことだが、とぼけたブラックなテイストは、『ショーン・オブ・ザ・デッド』なんかと共通している。これを楽しめるかどうかによって本作品の評価が決まるだろう。

――ということで、私としては、オススメ!(笑)





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Last updated  2017.05.01 06:29:22
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