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カテゴリ:サスペンス・スリラー映画
1357 地獄のクリスマス・キャロル
※オモテ面 【スタッフ】 ・監 督 ジョン・キーズ 【キャスト】 ・クリスティ…ドミニク・スウェイン ・ウェイド……デヴィッド・キャラダイン ・ピカソ・キラー/アーロン…ウド・キアー ※ウラ面 【仕 様】 ・型 番 DLR-F5628 ・製作年度 2006年 ・製 作 国 アメリカ ・原 題 FALL DOWN DEAD ・発 売 元 ワーナー・ホーム・ビデオ ・販 売 ---- ・提 供 ---- ・価 格 ---- ・字幕翻訳 堤絵里花 ・吹替翻訳 ---- ・吹替監修 ---- ・吹替演出 ---- ・吹替版制作 ---- ・日本公開 ---- ・リリース 2009. ・収 録 本編 93分 ・サ イ ズ 16: 9 LB ビスタサイズ ・音 声 1.オリジナル <英語> (ステレオ) ・字 幕 1.日本語字幕 ・そ の 他 片面 1層、COLOR、MPEG-2、DVD、 DOLBY DIGITAL、 2 NTSC 日本市場向 輸出禁止商品、 レンタル専用 ・映像特典 ---- ※ピクチャディスク 【ジャケット】 ・オモテ面:---- ・ウラ面 :人間の皮をキャンバスに貼り付ける 狂気のアーティスト、ピカソ・キラー 聖夜が地獄のクリスマスと化していく… 『キル・ビル』の デヴィッド・キャラダイン出演! ちょっと、このジャケットはダメじゃないかなぁ。(溜息) 主役を演じたドミニク・スウェインが、目立っていない。もともと地味な雰囲気の方なので、もっと映える画像を使ってあげないと可哀想だ。(笑) その後ろで、ライトを下に向けてうつむいている私服警官の画像もダメでしょ。ジャケットのオモテ面だぞ、顔を上げて、表情のある画像を使ってくれないと、全体が死んでしまう。 タイトルの両脇に、ウド・キアとデヴィッド・キャラダインの顔だけが登場しているが、これもダメでしょ。どんな衣装なのか小道具を持っているのかいないのか、そういうことが分かる画像を使ってくれないと、物語の雰囲気が伝わって来ないではないか。 ウラ面は端正なレイアウトになっていて好感が持てるが、本作品ではダメでしょ。連続猟奇殺人鬼が登場するスリラーなのだから、もっと不気味さを演出して欲しかった。 全体的にダメダメなジャケットだ。(溜息) 【感 想】 「ロリータの熱演」 クリスマスに連続殺人鬼《ピカソ・キラー》と出会った女性が執拗に付け狙われるお話し。女性が逃げ込んだビルが“ヒッチコック・ビル”となっていることからも分かるように、監督さんはヒッチコック風のスリラーを目指していたらしい。キモになるのは、舞台となっているニューヨークでは8日間も停電が続いている、という設定。そのため、彼女が逃げ込んだビルも安全ではなく、私服警官が二人来ても安心出来ない。然も、神出鬼没のピカソ・キラーが、さまざまな妨害工作をして、女性を窮地に追い込んで行く。なかなか良いプロットだと思う。 ――ダイナーで働くシングル・マザーのクリスティは、自分の店を出す資金を貯めていた。その日も、クリスマス・イブだったが、倍額の時給に釣られて出勤していた。それに、警官が集まる店なので安心だし、気のいいお客も多く、仕事は嫌いではなかった。 けれど、その夜、店を閉めて帰宅する途中に瀕死の女性から助けを求められる。腹部につけられた傷から《ピカソ・キラー》の仕業であることが解った。ここ最近、世間を騒がせている連続殺人鬼だ。 クリスティが見ている前で女性は息絶え、警察に通報しようとしたところにカミソリを持った男が現れる。間違いない、ピカソ・キラーだ。 襲われながらも何とか撃退したクリスティは、明かりのついていたビルに逃げ込む。警備員に状況を説明し、警察に通報して貰うが、やって来たのは私服の警察官がふたり。これで安心かと思いきや、ピカソ・キラーも彼女の後を追ってビルに忍び込んでいた。 ……というお話し。 サスペンス・スリラーとしてはまずまずの出来映え。飛び抜けているとは思わないが、斜めに傾いだ階段の欄干、暗闇に殺人鬼の目元だけを浮かび上がらせた照明など、しっかりした作りには好感が持てる。 ただ、どこか80~90年代風で、ちょっと古臭い。(苦笑) 主人公のクリスティ役は、ドミニク・スウェイン。ジョン・ウー監督のヒット作『フェイス/オフ(97)』でジョン・トラボルタの娘役でスクリーン・デビュー。当時は17歳。同年、リメイク版『ロリータ』で注目を集めたが、女優としては華がないせいか伸びなかった。ほとんどB級映画。日本では劇場未公開ばかりである。おかげで、『シャーク・プリズン/鮫地獄女囚大脱獄(15)』なんて作品でお目に掛かれるので、個人的には大歓迎である。(笑) デヴィッド・キャラダインがビルの警備員役で出演している。 TVシリーズ『燃えよ!カンフー』で人気を博したが、基本的にはB級映画専門の俳優さん。クエンティン・タランティーノ監督の『キル・ビル(03)』で脚光を浴びたが、後にリメイクされる『デス・レース2000(75)』とか、タク・フジモトが撮影を担当した『爆走!キャノンボール(75)』の方が、私たちには馴染み深い。数え切れないほどのB級映画で主役をはって来た方なので、その存在感は若手を圧倒している。もっと出番を作って欲しかった。 ピカソ・キラーを演じるのは、ウド・キア。(冒頭から正体を現しているから問題ないでしょう) ポール・モリセイとアンディ・ウォホールが組んだ『悪魔のはらわた(73)』や『処女の生血(74)』が思い浮かぶ。キワモノのような作品には、なくてはならない俳優さんだった。本作品では、そんなキャリアが活かされている。 ストーリー展開は「難あり」だし、クリスマスという設定も活かされていない。ツッコミどころが多々あるものの、ドミニク・スウェインの熱演に免じてオススメってことにしておきましょう!(笑) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2018.12.21 05:30:05
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