2310239 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

B級映画ジャケット美術館

B級映画ジャケット美術館

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

Profile

helen5015

helen5015

Keyword Search

▼キーワード検索

Calendar

Favorite Blog

~映画は僕らの人生… 兎おっさんさん

Comments

ガーゴイル@ どこのドイツ ウチナーは沖縄ではない。ウチナーは内南…
たけちゃ@ Re:0195 映画 謎解きはディナーのあとで(10/16) そういう映画だから(^^) 分かってないのは…
ゆきこ@ 日本にとって大切な参院選 初めまして、こちらのブログとは場違いな…
http://buycialisky.com/@ Re:0882 007 リビング・デイライツ [ブルーレイ](09/02) ultra cialisefectos cialis 10mghow long…

Freepage List

2018.12.21
XML
1357 地獄のクリスマス・キャロル


※オモテ面

【スタッフ】
・監  督  ジョン・キーズ

【キャスト】
・クリスティ…ドミニク・スウェイン
・ウェイド……デヴィッド・キャラダイン
・ピカソ・キラー/アーロン…ウド・キアー


※ウラ面

【仕  様】
・型  番  DLR-F5628
・製作年度  2006年
・製 作 国  アメリカ
・原  題  FALL DOWN DEAD
・発 売 元  ワーナー・ホーム・ビデオ
・販  売  ----
・提  供  ----
・価  格  ----
・字幕翻訳  堤絵里花
・吹替翻訳  ----
・吹替監修  ----
・吹替演出  ----
・吹替版制作 ----
・日本公開  ----
・リリース  2009.
・収  録  本編 93分
・サ イ ズ  16: 9 LB ビスタサイズ
・音  声  1.オリジナル <英語> (ステレオ)
・字  幕  1.日本語字幕
・そ の 他  片面 1層、COLOR、MPEG-2、DVD、
       DOLBY DIGITAL、
       2 NTSC 日本市場向 輸出禁止商品、
       レンタル専用
・映像特典  ----


※ピクチャディスク

【ジャケット】
・オモテ面:----
・ウラ面 :人間の皮をキャンバスに貼り付ける
      狂気のアーティスト、ピカソ・キラー
      聖夜が地獄のクリスマスと化していく…
      『キル・ビル』の
      デヴィッド・キャラダイン出演!

ちょっと、このジャケットはダメじゃないかなぁ。(溜息)
主役を演じたドミニク・スウェインが、目立っていない。もともと地味な雰囲気の方なので、もっと映える画像を使ってあげないと可哀想だ。(笑)
その後ろで、ライトを下に向けてうつむいている私服警官の画像もダメでしょ。ジャケットのオモテ面だぞ、顔を上げて、表情のある画像を使ってくれないと、全体が死んでしまう。
タイトルの両脇に、ウド・キアとデヴィッド・キャラダインの顔だけが登場しているが、これもダメでしょ。どんな衣装なのか小道具を持っているのかいないのか、そういうことが分かる画像を使ってくれないと、物語の雰囲気が伝わって来ないではないか。
ウラ面は端正なレイアウトになっていて好感が持てるが、本作品ではダメでしょ。連続猟奇殺人鬼が登場するスリラーなのだから、もっと不気味さを演出して欲しかった。
全体的にダメダメなジャケットだ。(溜息)

【感  想】
「ロリータの熱演」

クリスマスに連続殺人鬼《ピカソ・キラー》と出会った女性が執拗に付け狙われるお話し。女性が逃げ込んだビルが“ヒッチコック・ビル”となっていることからも分かるように、監督さんはヒッチコック風のスリラーを目指していたらしい。キモになるのは、舞台となっているニューヨークでは8日間も停電が続いている、という設定。そのため、彼女が逃げ込んだビルも安全ではなく、私服警官が二人来ても安心出来ない。然も、神出鬼没のピカソ・キラーが、さまざまな妨害工作をして、女性を窮地に追い込んで行く。なかなか良いプロットだと思う。

――ダイナーで働くシングル・マザーのクリスティは、自分の店を出す資金を貯めていた。その日も、クリスマス・イブだったが、倍額の時給に釣られて出勤していた。それに、警官が集まる店なので安心だし、気のいいお客も多く、仕事は嫌いではなかった。
けれど、その夜、店を閉めて帰宅する途中に瀕死の女性から助けを求められる。腹部につけられた傷から《ピカソ・キラー》の仕業であることが解った。ここ最近、世間を騒がせている連続殺人鬼だ。
クリスティが見ている前で女性は息絶え、警察に通報しようとしたところにカミソリを持った男が現れる。間違いない、ピカソ・キラーだ。
襲われながらも何とか撃退したクリスティは、明かりのついていたビルに逃げ込む。警備員に状況を説明し、警察に通報して貰うが、やって来たのは私服の警察官がふたり。これで安心かと思いきや、ピカソ・キラーも彼女の後を追ってビルに忍び込んでいた。
……というお話し。

サスペンス・スリラーとしてはまずまずの出来映え。飛び抜けているとは思わないが、斜めに傾いだ階段の欄干、暗闇に殺人鬼の目元だけを浮かび上がらせた照明など、しっかりした作りには好感が持てる。
ただ、どこか80~90年代風で、ちょっと古臭い。(苦笑)

主人公のクリスティ役は、ドミニク・スウェイン。ジョン・ウー監督のヒット作『フェイス/オフ(97)』でジョン・トラボルタの娘役でスクリーン・デビュー。当時は17歳。同年、リメイク版『ロリータ』で注目を集めたが、女優としては華がないせいか伸びなかった。ほとんどB級映画。日本では劇場未公開ばかりである。おかげで、『シャーク・プリズン/鮫地獄女囚大脱獄(15)』なんて作品でお目に掛かれるので、個人的には大歓迎である。(笑)

デヴィッド・キャラダインがビルの警備員役で出演している。 TVシリーズ『燃えよ!カンフー』で人気を博したが、基本的にはB級映画専門の俳優さん。クエンティン・タランティーノ監督の『キル・ビル(03)』で脚光を浴びたが、後にリメイクされる『デス・レース2000(75)』とか、タク・フジモトが撮影を担当した『爆走!キャノンボール(75)』の方が、私たちには馴染み深い。数え切れないほどのB級映画で主役をはって来た方なので、その存在感は若手を圧倒している。もっと出番を作って欲しかった。

ピカソ・キラーを演じるのは、ウド・キア。(冒頭から正体を現しているから問題ないでしょう) ポール・モリセイとアンディ・ウォホールが組んだ『悪魔のはらわた(73)』や『処女の生血(74)』が思い浮かぶ。キワモノのような作品には、なくてはならない俳優さんだった。本作品では、そんなキャリアが活かされている。

ストーリー展開は「難あり」だし、クリスマスという設定も活かされていない。ツッコミどころが多々あるものの、ドミニク・スウェインの熱演に免じてオススメってことにしておきましょう!(笑)





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2018.12.21 05:30:05
コメント(0) | コメントを書く
[サスペンス・スリラー映画] カテゴリの最新記事



© Rakuten Group, Inc.