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カテゴリ:史劇
1807 ゲート・オブ・キングダム/王の帰還
※オモテ面 【スタッフ】 ・製 作 ネイサン・トッド ・監 督 フィリップ・トッド ・脚 本 フィリップ・トッド マシュー・トッド ・撮 影 デビッド・J.ユジート ・音 楽 チャーリー・ウィルキンス ・美 術 ジョン・ウォーキンショウ ・編 集 フィリップ・トッド 【キャスト】 ・ジェイク・マクギャリー ・ショナ・メルローズ ・ケリー・ブラウン ・ノア・アービン ・ローレンス・ホイットリー ・アラン・カスペルト ・ピーター・コスグローヴ『レジェンダリー』 ※ウラ面 【仕 様】 ・型 番 IF18-0878 ・製作年度 2017年 ・製 作 国 イギリス ・原 題 THE GAELIC KING ・発 売 インターフィルム ・販 売 元 インターフィルム ・価 格 ---- ・提 供 ---- ・字幕翻訳 ---- ・吹替翻訳 ---- ・吹替監修 ---- ・字幕監修 ---- ・日本公開 ---- ・リリース ---- ・収 録 本編 91分 ・サ イ ズ 16: 9 LB シネスコサイズ ・音 声 1.オリジナル <英 語> (5.1ch ドルビーデジタル) 2.吹 替 <日本語> (5.1ch ドルビーデジタル) ・字 幕 1.日本語字幕 2.日本語デカ字幕 3.日本語吹替用字幕 ・そ の 他 片面1層、COLOR、MPEG-2、複製不能、 DOLBY DIGITAL、2 NTSC 日本市場向、 DVD VIDEO、レンタル専用、 中古販売禁止 ・映像特典 ---- ※ピクチャディスク 【ジャケット】 ・オモテ面:解き放て!刻印のチカラ!! ・ウラ面 :動乱の世に蠢く、いにしえの魔物たち、 壮大なスコットランドの大地を舞台にした ダーク・ファンタジー・アクション!! 首に刻印を受けた王族だけが 受け継ぐ伝説の力―― それは危険な魔力か、 それとも希望か?! なかなかカッコいいジャケットだ。 ゴツゴツした岩場に立つ主人公のアルピンを中心に、主要登場人物が、その周りを囲っている。炎が描き込まれ、背景は何かの文様。(これは、本編には登場しないので、単なるイメージだろう) 雰囲気は抜群だ。 ウラ面は、シンプルなレイアウト。でも、キャッチコピーを目立たせるためか、余白がたっぷりあって、それが何となく間が抜けた感じだ。苦肉の策って印象を受ける。 一番下に配置された本編画像を、もっと大きくした方が良かったなぁ。ちょっとザンネン。 でも、まぁ、オモテ面の出来映えはいいから、プラスマイナスゼロってところだな。(笑) 【感 想】 「最弱の国王」 目指したのは、史実をベースにしたソード・アクション映画だったのだろう。でも、出来上がったのは、ツッコミどころ満載のファンタジー。然も、壮大なタイトルのわりには、ビミョーに小さな世界のお話しだった。 ――中世スコットランド、対立する二つの王国、ピクトランド王国とダルリアーダ王国の間で和平が模索される。やがて、両国の王女と王子の婚姻が決まるが、それはピクトランド(ピクト人)の罠だった。 婚礼前夜、ダルリアーダ王国の城門が密かに開けられ、待ち構えていたピクト人の兵士が城内に侵入。瞬く間にダルリアーダは焼き払われ、国王は殺されてしまう。 辛うじてアルピン王子と弟のフィンが生き延びた。二人は王国復興のために雌伏を余儀なくされ、10年の歳月が流れた。 ……というお話し。 ピクト人は、いわゆる先住民族だが、本作品では野蛮人のような描き方がなされている。顔にペインティングを施し、原始的な武器を使う。 一方、ケルト民族系のゲール人が建国したダルリアーダ王国は植民地という位置づけだったらしい。こちらは洗練された剣を持ち、何やら気取った話し方をする。 歴史的には、この二つは次第に融和して行くわけだが、本作品は、その端境期の状況を描いているようだ。 ――王国復興の時が来たと判断したアルピンは、フィンを連れてダルリアーダの領地へと向かっていた。 しかし、その途中で立ち寄った村で、二人は奇妙な事件に遭遇する。森に潜む黒い影が、村の子供たちを連れ去っていると言う。ドルイド僧ラクランの説明によれば、悪の魔術師オルク・モアの仕業らしい。 捜索のために森に入ったアルピンは、そこでピクト人のグループと出会う。彼らを率いていたのは、因縁のあるアルピン王子の元婚約者だった。 ……という展開。 主人公のアルピンは、弱い。偉そうで勇ましいのだが、ビックリするくらい弱い。戦う度にのされてしまう。(笑) 王国復興の時を待って10年も流浪していたとは思えないくらい弱い。それが、王位継承の儀式を終えた途端に、目からビーム(?)を出して、悪の魔術師と対決する。笑ってしまった。 だいたい、剣を使ったアクション・シーンがショボ過ぎる。何と言うか、剣を合わせに行っている。アクション・シーンを演出する方がいなかったのだろうか。実にシロートっぽかった。(それでいて目からビームを出すんだから、失笑モノである) スタッフもキャストも知らない方ばかりなので、紹介は割愛。 ただ、フィン役を演じた子役の男の子が可愛らしかったことは記しておきたい。王位継承の証しであるブローチを簡単に奪われたり、誰かに渡そうとしたりする。価値観が定まっていない子供の危うさを体現していたと思う。 TVシリーズのパイロット版としてなら、十分な仕上がりだとは思う。(大河ドラマの第1話とか……) でも、これが「1本の作品だ」と言われたら、誰にもススメないだろうなぁ。(笑) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2020.03.15 05:30:06
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