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カテゴリ:ファミリー映画
1884 アドベンチャー・オブ・クリスマス/冬の魔女とサンタのプレゼント工場
![]() ※オモテ面 【スタッフ】 ・監 督 ニルス・ガウプ「ホワイトウイザード」 ・脚 本 カミラ・クロスヴィーン「真実の恋」 ・撮 影 オッド・ラインハート・ニコライセン ・編 集 ペール・エリク・エリクセン 「トロール・ハンター」 ・衣 装 シェル・ノードストロム ・製 作 シギュール・ミカエル・カロリウッセン ヤン・エリク・ランゴーエン ・製作総指揮 ヨルゲン・ストロム・ローゼベルグ ラッセ・グレーヴェ・アルソス 「レジェンド・オブ・シルバー/借りぐらしの妖精」 【キャスト】 ・ソニヤ(石田嘉代)……ヴィルデ・ゼイナー ・王様(西村太佑)……… アンドレス・バースモ・クリスティアンセン 「コン・ティキ」 ・魔女(入江 純)……… アグネス・キッテルセン「コン・ティキ」 ・伯爵(押切英希)………スティグ・ワーナー・モウ ・サンタクロース(尾花かんじ)…クヌート・ウォーレ ・オーレ(渡邊 惇)…… ヤーコブ・オフテブロ「コン・ティキ」 ![]() ※ウラ面 【仕 様】 ・型 番 ALBTS0119 ・製作年度 2012年 ・製 作 国 ノルウェー ・原 題 ---- ・発 売 アルバトロス株式会社 ・販 売 アルバトロス株式会社 ・価 格 ---- ・提 供 ---- ・字幕翻訳 ---- ・吹替翻訳 ---- ・吹替演出 ---- ・字幕監修 ---- ・日本公開 ---- ・リリース ---- ・収 録 77分 ・サ イ ズ シネスコ ・音 声 1.オリジナル (ノルウェー語)(Stereo) 2.日本語吹替 (Stereo) ・字 幕 1.日本語字幕 2.デカ字幕 3.日本語吹替用字幕 ・そ の 他 片面1層、MPEG-2、COLOR、複製不能、 DOLBY DIGITAL、2 NTSC 日本市場向、 DVD、セル専用 レンタル禁止 ・映像特典 予告編収録 ![]() ※ピクチャディスク 【ジャケット】 ・オモテ面:聖なる夜の大冒険が はじまる!! ・ウラ面 :熊と山を駆け、北風と空を飛ぶ! そしてサンタクロースとの出逢い! 愛と勇気が奇跡を起こす、 ファンタジー・アドベンチャー大作!! イラストのクオリティが低いなぁ。エッジが立っていない。コピーのコピーって感じだ。(溜息) デザインそのものは、ストーリーが残らず盛り込まれている。そのため、ちょっとせせこましい。もう少しゆったりとしたデザインの方が、本作品には合っているかな。 ウラ面も、そう。《クリスマスの星》が、ソニアのペンダントに金色の光となって集まる画像だけでも、いいんじゃないかなぁ。サンタクロースや魔女を登場させたい気持ちも分かるけどね。(苦笑) ちょっとザンネンなジャケットだった。 【感 想】 「クリスマスの星をさがして」 邦題から推して、アサイラムの作品だと、ずっと思っていた。でも、違った。(笑) きちんと撮られたノルウェーの子供向けのファンタジー映画だった。CGやVFXの出来映えもいいし、照明やカメラのセンスもスキルも高い。衣装やセット、持ち道具もホンモノ志向でクオリティが高い。それでいて大袈裟な表現は避けており、身の丈に合った製作がなされたように思える。好感が持てる作品だった。 ――昔々、ゴールデンヘアという美しいお姫さまがいました。クリスマスの飾り付けをしていた或る夜のこと、姫はツリーに《クリスマスの星》を飾りたいと言いました。けれど、空の星を手に取ることは出来ません。王妃は、姫が心を捧げれば、いつでも助けてくれると諭しました。そして、金のハートがついたネックレスを贈ったのです。 それを知った伯爵は、「あの星が欲しいなら金のハートを星に手渡しなさい」と姫を騙して、森に誘き出します。森には、悪い魔女が待ち構えていて、姫を消してしまいました。そう、王の座を狙う伯爵が、魔女と一緒に企んだ悪事だったのです。王妃は悲しみの果てに帰らぬ人となり、王はクリスマスの星を呪い、王国は深い闇にとらわれてしまいました。 けれど、一人の賢者が「10年のうちにクリスマスの星を見つけることが出来れば姫は戻るだろう」と預言します。 そして、10年目のクリスマスイブが遣って来ました。 ……というのが、前段のお話し。 イラストで語られるお話しが、いかにも昔から伝わるお伽噺っぽくて良いなぁ。これだけで30分の番組が作れそうだ。 この後、本作品は本筋に入って行く。 ――森の中で泥棒一家に拾われた少女ソニアは、他人のものを盗むことを嫌がり、代わりに家中の雑用を押しつけられていました。その日、スキを見つけて逃げ出したソニアは城に迷い込み、王さまに助けられます。 ソニアは、王さまのためにクリスマスの星を見つける決意をしました。そのために、自分の心を捧げますと約束したのです。 ……ということで物語が始まる。 この後、ソニアは、いろいろな人たちに助けられて、クリスマスの星に近づいて行く。ノームのムーサ、そのおじいちゃん、冬眠中のクマ、北風、サンタクロースと、なかなか楽しい。ステージを変えて行くゲーム風で親しみやすい。それに、アニマトロニクスやCGの仕上がり具合いも丁寧だ。特に、ソニアが北風に乗って空を飛ぶシーンは本作品のハイライトだろう。一番楽しい。凝ったアングルやカメラワークがあるわけではないのだが、リチャード・ドナー監督の『スーパーマン』を初めて観た時と同じ感銘を受けた。(ちょっと大袈裟?) 子供向けなので、かなり分かりやすく描かれているし、大人の目には主人公のソニアがイイ子すぎるのも難点。でも、悪くない。十分に楽しめる。 それに、サラ・ブライトマンのような主題歌をはじめ、音楽も美しい。サントラが欲しくなってしまった。 子供に見せたいのは、ディズニー作品ばかりではなく、世界中の国々で作られている良心的な作品だと私は思っている。製作された国の特色が見られるからだ。確かに出来不出来はある。それでも、画一的な感性で作られた作品群よりも多様なものが見られる。それはとても貴重なことだ。子供には多様性が必要だ。 オススメ! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2020.05.31 05:30:05
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