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2020.05.30
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カテゴリ:コメディ映画
1883 おかしな泥棒 ディック&ジェーン


※オモテ面

【スタッフ】
・監  督  テッド・コッチェフ
・製  作  ピーター・バート
       マックス・パレフスキー
・原  案  ジェラルド・ゲイサー

【キャスト】
・ディック……ジョージ・シーガル
・ジェーン……ジェーン・フォンダ
・チャーリー…エド・マクマホン


※ウラ面

【仕  様】
・型  番  TSDD-10085
・製作年度  1976年
・製 作 国  アメリカ
・原  題  FUN WITH DICK AND JANE
・発  売  株式会社ソニー・ピクチャーズ
                 エンタテインメント
・販  売  ----
・価  格  ----
・提  供  ----
・字幕翻訳  村上由美子
・吹替翻訳  ----
・吹替演出  ----
・字幕監修  ----
・日本公開  ----
・リリース  2006.
・収  録  約 96分
・サ イ ズ  16: 9 LB ビスタ
・音  声  1.ドルビーデジタル モノラル
         オリジナル (英語)
・字  幕  1.英語字幕
       2.日本語字幕
       3.その他(スペイン語、ポルトガル語、
         中国語、韓国語、タイ語含む)
・そ の 他  片面1層、MPEG-2、COLOR、複製不能、
       DOLBY DIGITAL、2 NTSC 日本市場向、
       CC、DVD、レンタル禁止
・映像特典  ----


※ピクチャディスク

【ジャケット】
・オモテ面:----
・ウラ面 :「コールガール」「チャイナ・シンドローム」
      ジェーン・フォンダの魅力輝く――
      おかしな夫婦ディック&ジェーンの
      華麗なる強奪劇

クライマックのパーティ・シーンの衣装で、ディック(ジョージ・シーガル)とジェーン(ジェーン・フォンダ)のポートレートが、ジャケットのオモテ面。ちょっとトボけた表情のG.シーガルとマジメな顔のJ.フォンダの取り合わせが、いいなぁ。シンプルで、ちょっと物足りない感じもするが、メジャースタジオからのリリースだから、こんなモンだろう。
劇場用パンフレットの方が、明るくてコメディっぽい仕上がりで文句なく良かった。そのままDVDのジャケットにしても良かったんじゃないか? どうして、あらためてデザインするんだろう。つまらん。(溜息)


※取扱い上の注意

【感  想】
「可愛いジェーン・フォンダ」

本作品の魅力は、何と言ってもジェーン・フォンダの可愛らしさにあると思う。気品があるけど、どこか腰が据わっていて、そのくせユーモラス。然も、何気に庶民的。(笑)

――順風満帆の生活を送っていたディックとジェーン。可愛い一人息子に、庭にはプールを造成中。犬も飼っている。非の打ちどころのない生活を送っていたが、いきなりディックが仕事をクビになってしまう。
収入がなくなって初めて借金だらけだったことが分かる。失業者向けの給付を受けることも、ままならない。
困った二人は消費者金融にお金を借りに行くが、そこで強盗に遭い、ドサクサに紛れてジェーンがお金を盗んでしまう。それが、きっかけだった。
……というお話し。

まず、オープニングとエンディングのタイトル・ロールが、可愛らしくて面白くて、どことなく毒を含んでいる。テーマソングは、ザ・ムービーズの♪Ahead of the Game♪。映画に楽曲等を提供したのは、本作品だけである。

音楽は、名作『手錠のままの脱獄(58)』や『渚にて(59)』等の社会派スタンリー・クレイマー監督の作品を数多く手掛けたアーネスト・ゴールド。スティーブ・マックィーンの最晩年の西部劇『トム・ホーン(80)』にも携わった。

本作品が製作された1970年代前半は、不景気だった。学生運動やベトナム戦争の泥沼化、アポロ計画の撤退、オイルショックなど、失業率も高かったに違いない。そんな米国の社会情勢が本作品に反映され、風刺と言うか、シニカルな笑いに昇華されている。

そんなジェラルド・ガイザーのストーリー(原案)を脚本家三人で脚色している。
その一人であるデヴィッド・ガイラーは、いまでは『エイリアン』シリーズの製作総指揮者として成功をおさめている。
ジェリー.ベルソンは、ノンクレジットでスティーブン・スピルバーグ監督の『未知との遭遇(77)』に関わり、『オールウェイズ(89)』で脚本にクレジットされた方。
モーデカイ・リッチラーは、今は作家になっているようだ。

撮影は、フレッド・コーネンカンプ。『0011ナポレオン・ソロ』の劇場版シリーズをはじめ『パピヨン(73)』『タワーリング・インフェルノ(74)』等の名手である。私の大好きなTVM『暴走パニック超特急(79)』やS.マックィーンの遺作『ハンター(80)』も撮っている。

監督は、テッド・コッチェフ。『ランボー(82)』や『地獄の七人(83)』といったアクション映画のイメージがあるが、『料理長殿、ご用心(78)』等のコメディ映画にも才を見せた監督さんである。最近は、TVシリーズ『LAW&ORDER』の製作・演出に携わっている。

衣装のドン・フェルドは、ブレイク・エドワーズ監督の『酒とバラの日々(62)』、マックィーン主演の『シンシナティ・キッド(65)』など、数々の名作に名前を残して来た。J.フォンダとも『チャイナ・シンドローム(79)』で再び組み、監督のT.コッチェフとも『料理長殿、ご用心』で仕事をしている。

振り返ってみると、なかなか豪快なスタッフが揃っている。この頃の作品は、ホント、贅沢でいいなぁ。

時代を感じさせる作品だが、いま観ても、楽しい。オススメ!





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Last updated  2020.05.30 05:30:05
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