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カテゴリ:コメディ映画
1883 おかしな泥棒 ディック&ジェーン
※オモテ面 【スタッフ】 ・監 督 テッド・コッチェフ ・製 作 ピーター・バート マックス・パレフスキー ・原 案 ジェラルド・ゲイサー 【キャスト】 ・ディック……ジョージ・シーガル ・ジェーン……ジェーン・フォンダ ・チャーリー…エド・マクマホン ※ウラ面 【仕 様】 ・型 番 TSDD-10085 ・製作年度 1976年 ・製 作 国 アメリカ ・原 題 FUN WITH DICK AND JANE ・発 売 株式会社ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント ・販 売 ---- ・価 格 ---- ・提 供 ---- ・字幕翻訳 村上由美子 ・吹替翻訳 ---- ・吹替演出 ---- ・字幕監修 ---- ・日本公開 ---- ・リリース 2006. ・収 録 約 96分 ・サ イ ズ 16: 9 LB ビスタ ・音 声 1.ドルビーデジタル モノラル オリジナル (英語) ・字 幕 1.英語字幕 2.日本語字幕 3.その他(スペイン語、ポルトガル語、 中国語、韓国語、タイ語含む) ・そ の 他 片面1層、MPEG-2、COLOR、複製不能、 DOLBY DIGITAL、2 NTSC 日本市場向、 CC、DVD、レンタル禁止 ・映像特典 ---- ※ピクチャディスク 【ジャケット】 ・オモテ面:---- ・ウラ面 :「コールガール」「チャイナ・シンドローム」 ジェーン・フォンダの魅力輝く―― おかしな夫婦ディック&ジェーンの 華麗なる強奪劇 クライマックのパーティ・シーンの衣装で、ディック(ジョージ・シーガル)とジェーン(ジェーン・フォンダ)のポートレートが、ジャケットのオモテ面。ちょっとトボけた表情のG.シーガルとマジメな顔のJ.フォンダの取り合わせが、いいなぁ。シンプルで、ちょっと物足りない感じもするが、メジャースタジオからのリリースだから、こんなモンだろう。 劇場用パンフレットの方が、明るくてコメディっぽい仕上がりで文句なく良かった。そのままDVDのジャケットにしても良かったんじゃないか? どうして、あらためてデザインするんだろう。つまらん。(溜息) ※取扱い上の注意 【感 想】 「可愛いジェーン・フォンダ」 本作品の魅力は、何と言ってもジェーン・フォンダの可愛らしさにあると思う。気品があるけど、どこか腰が据わっていて、そのくせユーモラス。然も、何気に庶民的。(笑) ――順風満帆の生活を送っていたディックとジェーン。可愛い一人息子に、庭にはプールを造成中。犬も飼っている。非の打ちどころのない生活を送っていたが、いきなりディックが仕事をクビになってしまう。 収入がなくなって初めて借金だらけだったことが分かる。失業者向けの給付を受けることも、ままならない。 困った二人は消費者金融にお金を借りに行くが、そこで強盗に遭い、ドサクサに紛れてジェーンがお金を盗んでしまう。それが、きっかけだった。 ……というお話し。 まず、オープニングとエンディングのタイトル・ロールが、可愛らしくて面白くて、どことなく毒を含んでいる。テーマソングは、ザ・ムービーズの♪Ahead of the Game♪。映画に楽曲等を提供したのは、本作品だけである。 音楽は、名作『手錠のままの脱獄(58)』や『渚にて(59)』等の社会派スタンリー・クレイマー監督の作品を数多く手掛けたアーネスト・ゴールド。スティーブ・マックィーンの最晩年の西部劇『トム・ホーン(80)』にも携わった。 本作品が製作された1970年代前半は、不景気だった。学生運動やベトナム戦争の泥沼化、アポロ計画の撤退、オイルショックなど、失業率も高かったに違いない。そんな米国の社会情勢が本作品に反映され、風刺と言うか、シニカルな笑いに昇華されている。 そんなジェラルド・ガイザーのストーリー(原案)を脚本家三人で脚色している。 その一人であるデヴィッド・ガイラーは、いまでは『エイリアン』シリーズの製作総指揮者として成功をおさめている。 ジェリー.ベルソンは、ノンクレジットでスティーブン・スピルバーグ監督の『未知との遭遇(77)』に関わり、『オールウェイズ(89)』で脚本にクレジットされた方。 モーデカイ・リッチラーは、今は作家になっているようだ。 撮影は、フレッド・コーネンカンプ。『0011ナポレオン・ソロ』の劇場版シリーズをはじめ『パピヨン(73)』『タワーリング・インフェルノ(74)』等の名手である。私の大好きなTVM『暴走パニック超特急(79)』やS.マックィーンの遺作『ハンター(80)』も撮っている。 監督は、テッド・コッチェフ。『ランボー(82)』や『地獄の七人(83)』といったアクション映画のイメージがあるが、『料理長殿、ご用心(78)』等のコメディ映画にも才を見せた監督さんである。最近は、TVシリーズ『LAW&ORDER』の製作・演出に携わっている。 衣装のドン・フェルドは、ブレイク・エドワーズ監督の『酒とバラの日々(62)』、マックィーン主演の『シンシナティ・キッド(65)』など、数々の名作に名前を残して来た。J.フォンダとも『チャイナ・シンドローム(79)』で再び組み、監督のT.コッチェフとも『料理長殿、ご用心』で仕事をしている。 振り返ってみると、なかなか豪快なスタッフが揃っている。この頃の作品は、ホント、贅沢でいいなぁ。 時代を感じさせる作品だが、いま観ても、楽しい。オススメ! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2020.05.30 05:30:05
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