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B級映画ジャケット美術館

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2021.05.16
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カテゴリ:アクション映画
2234 ラルゴ・ウィンチ/宿命と逆襲


※ジャケット(オモテ面)

【 スタッフ 】
・監  督  ジェローム・サル
・脚  本  ジュリアン・ラプノー
       ジェローム・サル
・撮  影  ドゥニ・ルーダン
・編  集  リシャール・マリジ

【 キャスト 】
・ラルゴ・ウィンチ……トメル・シスレー
・アン・ファーガソン…クリスティ・スコット・トーマス
・ネリオ・ウィンチ……ミキ・マノイロヴィッチ
・リア/ナオ……………メラニー・ティエリー
・フレディ………………ギルバート・メルキ


※ジャケット(ウラ面)

【 仕 様 】
・型  番  PDSZ300128
・製作年度  2008年
・製 作 国  フランス・ベルギー合作
・原  題  ----
・発 売 元  株式会社コムストック・グループ
・販 売 元  パラマウント ジャパン株式会社
・提  供  ----
・価  格  ----
・字幕翻訳  小林彩乃
・吹替翻訳  ----
・吹替演出  ----
・制作協力  ----
・日本公開  ----
・リリース  2013.09.27
・収  録  本編 109分
・サ イ ズ  16: 9 LB スコープサイズ
・音  声  1.オリジナル (フランス語ほか)/
         5.1chサラウンド
       2.日本語吹替/2.0chステレオ
・字  幕  1.日本語字幕
       2.吹替用日本語字幕
・そ の 他  片面1層、MPEG-2、COLOR、複製不能、
       DOLBY DIGITAL、2 NTSC 日本市場向、
       DVD VIDEO、レンタル専用
・映像特典  ----


※ディスク

【 ジャケット 】
・オモテ面:その宿命、越えてみせる――
        世界中を熱狂させ続ける
        フレンチ・アクション!
        「ラルゴ・ウィンチ」シリーズ
        〈第2弾〉!
・ウラ面 :フランス超人気コミック原作!
      ニューヒーロー誕生の秘密が
      今、明らかになる

うーん、一気に陳腐化してしまった。B級アクション映画の雰囲気がプンプンしている。銃を持ったラルゴ・ウィンチ(トメル・シスレー)はいいけど、視線が外を向いているのは、ダメだ。中心が失われてしまう。おかげで、散漫な印象のジャケットになってしまった。(溜息)
ウラ面も、そうだなぁ。力強さがうかがえない。デザイナーさんに作品に対する愛情がないんだなぁ。(嘆息)

【 感  想 】
「お金持ちのヒーローは、いつもアウトロー」

この作品がビデオスルーだなんて、日本はどうかしているな。分かりやすいハリウッド映画やインテリを気取れる意味不明な作品ばかり公開していると、日本人は、自分では何も考えられないバカばかりになってしまうぞ。(嘆息)

エンターテイメントにこそ、映像や音で語れるものが必要だ。たとえ赤○次郎原作のお気楽ミステリーであっても、映像と音だけで綴ったら、『細雪』を凌ぐ文芸大作に仕上がる可能性がある。(赤川○郎さんの作品が「お気楽だ」と言っているわけではありませんので、念の為。(苦笑)

本作品は、セリフでの説明を出来るだけ排除して、映像で伝えようとしたアクション・エンターテイメント。(クライマックスの謎解きシーンは別にして)
クリストファー・ノーラン監督の『バットマン/ビギンズ』を思わせる仕上がりだった。たどたどしい部分はあるが、近年稀にみる逸品だと思う。

お金持ちの御曹司が、陰謀に巻き込まれながらも正統な継承者の地位を勝ち取るお話し。(たぶん……) 現代劇ではあるが、まるでシェイクスピアばりのストーリー展開だった。

多少「置いてけぼり」をくらったところもあるが、実に面白かった。着地点は決まっているのに、そこに至る経緯を観客に読ませない。このストーリーテリングの見事さは、多くの脚本家と監督さんに見習って欲しいものだ。(笑)

――世界でも有数の大企業、Wグループの総裁ネリオ・ウィンチが謎の死を遂げる。
遺言で後継者に指名されたのはラルゴ・ウィンチ。二十数年前に養子になった男だが、誰もその存在を知らなかった。ネリオの忠実な秘書を除いては……。
ネリオ逝去の報せはラルゴの許にも届く。しかし、それはWグループの覇権を巡る陰謀の幕開けでもあった。
……というお話し。

魅力的だったのは、陰影の強い映像。ねっとりした色合いにも関わらず、カラッとしている。独特だ。個人的に好みなので、それだけで本作品を支持してしまう。(こういう光が溢れた国があるのなら、是非とも住みたい)

音も粒立っている。サラウンドだし、音の定位もしっかりしている。キチンとしたサウンドシステムがあれば、映画館並みの臨場感で楽しめるはずだ。私も久しぶりに harman/kardonのスピーカーを引っ張り出してしまった。(汗)
B級映画にありがちな見せかけだけのサラウンドとは出来が違う。やっぱり一流は細部へのこだわりがスゴイなぁ。

寡黙で怜悧な主人公ラルゴ・ウィンチを演じるのは、トメル・シスレー。泰然自若とは、このことか。どんな危機に陥っても先を見通すような遠い目をしている。いい役者さんだ。『007』にシンパシィを感じられない方でも、ラルゴになら共感できるかも知れない。そんな風に思わせる役者さんだった。

フランス映画には疎いので分からないが、クリスティン・スコット・トーマスをはじめ、他の役者さんたちも、実力のあるところを揃えていた。見応えがあった。こういう作品こそ、映画館にかけるべきだろう。

オススメ!


【 『ラルゴ・ウィンチ』シリーズ 】
『2233 ラルゴ・ウィンチ/裏切りと陰謀』

【 コミックが原作の作品 】
『0279 グリーン・ランタン3D [ブルーレイ]』
『1219 ブレイド』
『1220 ブレイド2』
『1221 ブレイド3』
『0134 イーオン・フラックス』
『1385 バットマン』
『1386 バットマン/リターンズ』
『1387 バットマン/フォーエヴァー』
『1388 バットマン&ロビン/Mr.フリーズの逆襲!』
『1389 バットマン/ビギンズ』
『1390 ダークナイト』
『1391 ダークナイト/ライジング』





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Last updated  2021.05.16 05:30:06
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