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カテゴリ:邦画
2255 時をかける少女(2010)
※ジャケット(オモテ面) 【 スタッフ 】 ・原 作 筒井康隆「時をかける少女」 (角川文庫、角川つばさ文庫) ・監 督 谷口正晃 ・脚 本 菅野友恵 ・撮 影 上野彰吾 ・照 明 赤津淳一 ・美 術 舩木愛子 ・編 集 宮島竜治 ・録 音 小川 武 ・VFXスーパーバイザー 小坂一順 ・衣 装 宮本茉莉 ・ヘアメイク 横瀬由美 ・主 題 歌 「ノスタルジア」いきものがかり ・挿 入 歌 「時をかける少女」いきものがかり (Epic Records Japan) ・エグゼクテイブプロデューサー 夏目公一朗 一志順夫 安部次郎 甲斐真樹 武政克彦 阿部 巌 大宮敏靖 ・企画プロデューサー 植田益朗 越智 武 村山達哉 ・プロデューサー 藤本昌俊 松岡周作 ・製作プロダクション ボイス&ハート ・製 作 アニプレックス エピックレコードジャパン ボイス&ハート スタイルジャム クラオス ハンゲーム カルチュア・コンビニエンス・クラブ ・配 給 スタイルジャム ・宣 伝 ミラクルヴォイス ・WEB宣伝 デジタルプラス 【 キャスト 】 ・仲里依紗 ・中尾明慶 ・安田成美 ・青木崇高 ・石橋杏奈 ・千代将太 ・柄本時生 ・キタキマユ ・松下優也 ・勝村政信 ・石丸幹二 ※ジャケット(ウラ面) 【 仕 様 】 ・型 番 ANQB 5563 ・製作年度 2010年 ・製 作 国 日本 ・原 題 ---- ・発 売 ---- ・販 売 ---- ・視覚障害者向け音声ガイダンス制作協力 ネクストタイド・エヴォリューショ、 J-WAVE 81.3FM、虹とねいろプロジェクト、 スタイルジャム ・価 格 ---- ・字幕翻訳 ---- ・吹替翻訳 ---- ・吹替演出 ---- ・制作協力 ---- ・日本公開 ---- ・リリース 2010.10.13 ・収 録 APPROX. 122分+映像特典 ・サ イ ズ 16: 9 LB ビスタサイズ ・音 声 1.リニアPCM STEREO (本編) ドルビーデジタル STEREO (映像特典) 2.スタッフオーディオコメンタリー ドルビーデジタル STEREO 3.音声ガイダンス (本編のみ) ドルビーデジタル STEREO ・字 幕 1.日本語字幕(本編のみ) ・そ の 他 片面2層、MPEG-2、COLOR、複製不能、 DOLBY DIGITAL、2 NTSC 日本市場向、 DVD VIDEO、レンタル専用 ・映像特典 1.メイキング映像 2.劇場特報 3.劇場予告編 ※ディスク 【 ジャケット 】 ・オモテ面:あなたに、会いにいく。 ・ウラ面 :切ない想いに、 涙が溢れる――。 記憶は消えても、 この想いは消えない。 時を超えて、 今、新たな物語がはじまる。 いいジャケットだ。走っている芳山あかり(仲里依紗さん)の姿を追ったカメラ。背景の木々の緑が流れている。疾走感もあるし、躍動感も感じられる。シンプルで力強い。 ウラ面も、ふたりの別れのシーンに半分以上を用いている。[イントロダクション]と[ストーリー]の下に[本編画像]が並んでいるが、まずまずのチョイスだ。 全体に思い切りの良さが目立つ、いいジャケットだと思う♪ 【 感 想 】 「記憶と心」 筒井康隆氏のSF小説は、TVドラマを含め、何度も映像化されている。その時どきのアイドルが起用されるのが常だ。世代によって、『時をかける少女』のイメージは違うのではなかろうか。(仲里依紗さんも、メイキングの中でそんな話しをしていた) 私たち世代には原田知世さん主演、大林宣彦監督作品『時をかける少女(83)』がベストである。ちなみに本作品は、ぼんやりと大林監督版の後日談みたいなストーリーだった。 ――芳山あかりは、母親が勤める大学を受験し、見事に薬学部に合格する。けれど、その日、母親は交通事故に遭う。意識不明の重体だったが、あかりの呼び掛けに目を覚ました母親の和子は、とんでもない頼みごとをする。それは、彼女が開発した薬で1972年 2月土曜日の実験室にタイムリープし、深町一夫に会い、メッセージを伝えることだった。 ……というお話し。 主人公の芳山あかり役を演じたのは、仲里依紗さん。『ガチ☆ボーイ(08)』で主人公の妹役で出演していたのを覚えている。 面白い女の子だとは思うけど、個人的には好みではないかな。(←オマエになんか聞いてない!) ――あかりは、過去にタイムリープし、実験室で一人の男と出会う。けれど、男は深町一夫ではなく、溝呂木涼太と言う映画監督志望の大学生。然も、あかりが飛んで来たのは1974年だった。間違ったのだ。既に 2年も経ってしまっている。あかりは涼太が作っている8ミリ映画の撮影を手伝いながら深町を探すことになる。 ……という展開。 学生の映画作りと青春映画の組み合わせは、アリアリ。当然、監督が女優に恋をする。(笑) 定番中の定番と言うか、それだけで最後のオチまで読めてしまう。それに『バック・トゥ・ザ・フューチャー(85)』以降のお約束で両親の青春を垣間見ることになる。そう考えると、ちょっと新鮮味に乏しいかなぁ。 それに、『光の惑星』の追加シーンの撮影の時、あかりの後ろ姿を見せるべきではなかった。カメラを回す涼太の真剣な顔のアップだけ。そうすれば、最後に、あかりが初めて8ミリの中に自分の姿を見た時と同じ切なさを観客は味わうことが出来るだろう。最高の見せ場を台無しにして、監督さんは何を演出したかったんだろ? そんな風に、本作品にはハズした演出が幾つか見られる。脚本上でも、長谷川政道を慕う芳山和子のことを涼太が知らないのは無理がある。芳山和子がタイムリープする薬を個人的に開発していたのは、何故だろ? 深町のことを思い出したのは、封筒のラベンダーの香りをかいだからだろう。では、それ以前から、本業を疎かにしてまでタイムリープの薬を開発していた理由は何だろ? 記憶は消されても、心が覚えているからか? あかりが主人公だから仕方ない部分はあるけど、芳山和子の思いをキチンと描いて欲しかったと思う。大林版『時をかける少女』のファンとしては、続編とも言える本作品で大切にして欲しかったのは、その部分だ。 涼太の父親への思いも掘り下げ不足だし、決して良い作品ではない。けれど、刺激を受けるものがあったことは確かなので、オススメしておきます。(大林版『時をかける少女』を観直さなければ……) 【 仲里依紗さん出演作品 】 『2094 ガチ☆ボーイ』 『0216 BRAVE HEARTS 海猿』 【 石橋杏奈さん出演作品 】 『0391 学校の怪談/呪いの言霊』 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2021.06.06 05:30:06
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