1520 デッドウォーカー・インフェルノ
1520 デッドウォーカー・インフェルノ※オモテ面【スタッフ】・監督・脚本 スラヴコ・シュピオニャーク・脚本・製作・編集 スラヴィカ・シュピオニャーク・脚 本 リタ・フィヒトル・シュピオニャーク・撮 影 ニック・ムッセル・音 楽 トレヴァー・コールマン【キャスト】・ベルンハルト・ボツィアン・レナ・バーダー・ブラク・アコユン・エヴァルト・デア・ヤーコブ・グラフ※ウラ面【仕 様】・型 番 TWAD-1408・製作年度 2015年・製 作 国 ドイツ・原 題 CAEDES・発 売 株式会社トランスワールドアソシエイツ・販 売 株式会社トランスワールドアソシエイツ・提 供 ----・価 格 4,700円+税・字幕翻訳 ----・吹替翻訳 ----・吹替版制作 ----・吹替演出 ----・日本公開 ----・リリース ----・収 録 本編 approx.88分・サ イ ズ 16: 9 LB スコープサイズ・音 声 1.オリジナル (ドイツ語) 5.1ch・字 幕 1.日本語字幕・そ の 他 片面 1層、COLOR、MPEG-2、 DOLBY DIGITAL、2 NTSC 日本国内向、 DVD VIDEO、セル or レンタル・映像特典 日本版予告編※ピクチャディスク【ジャケット】・オモテ面:人間が襲われる 地獄から脱出しろ!! [WINNER C-FEM,Festival de Cine Fantastico Europeo de Murcia Best Film 2015] [WINNER Horrible Imaginings Film Festival Best Movie Best Actress Best Special Effects2015] [WINNER Highway 61 Festival Best Movie 2015] [WINNER Horrorant Film Festival FRIGHT NIGHTS Best Special-FX 2015]・ウラ面 :骨の髄まで喰い尽くす! トラウマ級の衝撃!! 世界の映画祭で話題騒然! サバイバル・ホラー・アクション!!ゾンビに襲われて、頬の肉を喰いちぎられた女性の顔が、ジャケットのオモテ面。タイトルの下には、森の中をウロつくゾンビたちのシルエット。物語世界がストレートに伝わって来るデザインだ。(笑)ウラ面もまた、首筋に噛みつかれた女性(最初の犠牲者)の画像が、その物語世界を補完している。そして、その横に、ゾンビの頭(?)を突き破って中指を立てた男のドヤ顔。この辺りでコメディ色のあることを表現している。[ストーリー]の下に散りばめられた画像が、アクション映画であることを伝えている。主人公たちと敵の姿が明確に現れていないのは残念だが、まずまずの出来映えだろう。(ちょっと『グリーン・インフェルノ』に似ている感じもするが……)【感 想】「女の立ちション」ドイツ製の一風変わったゾンビ映画。ゾンビ映画と言うよりアクション・コメディか。なかなか面白かった。(笑)――ダンをはじめとする男4人は、休暇を過ごすために森の奥深くにあるキャンプ場にやって来る。そこには大勢の客がアウトドアを楽しみに集まっていた。その夜、焚き火を囲み、みんなでお酒を飲み、騒いでいたが、気づく一夜が明けていた。でも何かヘンだ。頭が痛い。二日酔いとは違う。すると、一人の男が女性客の首筋に噛みつき、喰い始めた。それを皮切りに、わらわらと森の中からゾンビが現れ、誰彼構わず襲い始める。阿鼻叫喚の地獄絵図が展開する。けれど、救いもあった。ダンたちが、素手と手近な道具を持ってゾンビと戦い始めたのだ。彼らは、元特殊部隊の隊員で数々の戦場を潜り抜けて来たツワモノだった。……というお話し。キャラ作りの上手い脚本家さんと監督さんらしい。メインは元特殊部隊の4人だが、強面の金髪のオネエチャンにバイカーなど人数が多いに関わらず、主要な登場人物の描き分けが出来ていた。それに、陰謀の黒幕もステレオタイプながらインパクトがあった。こういう作品は、場面ごとは面白いが、ストーリー展開はイマイチなことが多い。本作品も御多分に漏れず、ほとんど展開しない。“神男女狂鬼”でも“起承転結”でもなく、“序破急”くらい。だから、コメディタッチにならざるを得ない。(予算の都合もあるだろうが……)ゾンビのメイクは必要最低限と言ったところ。辛うじて顔と首筋くらいまではカバー出来ているが、それ以外は素のままだ。血飛沫も一部、CGを用いている。撮影は、森の中、テントや黒幕のアジトの一室と数ヶ所だけ。こちらも必要最低限と言った風情。ただ、エキストラはかなり集めたようで、それなりにスケール感を出していた。ノリとアイデアだけで作り上げたような印象だが、楽しそうな撮影の雰囲気が伝わって来る。若い人たちが作ったんだろうなぁ。(笑)面白かったのは、エンディングで、生存者全員で並んで立ちションするショット。その中に紅一点、女性の姿が……。女性も立ちションするんだなぁと感心した次第。(笑)盛大に血飛沫が上がるし、お約束の解剖シーンもある。噛みついて皮や肉を喰いちぎるし、決して穏やかな作品ではないが、ゾンビ映画の初心者がステップUPするには丁度いい作品かも知れない。オススメ!