Beauaide checks it !

2012/10/16(火)01:44

号泣を誘った本

読書(38)

facebookの友人で大学の先輩に当たる方の 友人が亡くなった話を聴き 自分の大学時代の友人が亡くなった時の事を 思い出しました。 10年程前の事ですが 2ヶ月間毎晩の様に号泣しました。 CD&DVD NEOWING猫にかまけて / 文庫ま 46- 6 (文庫) / 町田 康 著 友人が亡くなって半年位経って やっと哀しみも薄れて来た頃 再び私を号泣させたのは 女性誌に連載されていた 町田康のこのエッセイでした。 町田康の奥さんが結婚前から飼っていた愛猫が 22歳の長寿を全うして亡くなった時の 朝になれば新聞は来るし 朝ご飯も食べるし仕事にも行く。 19年も家族として暮らした 愛猫が亡くなっても 毎日の日常が全く変わらない事が 堪らなく悲しい、と言う件で ああ、そうだ、どんなに悲しくとも 本当に日常の生活は変わらない、 友達はいなくなってしまったのに。 と再び深い哀しみに襲われて 4ヶ月振りに号泣してしまいました。 オンライン書店boox【1000円以上送料無料】対話篇/金城一紀【100円クーポン配布中!】 ちょうど友人が亡くなった頃に その女性誌の付録に 金城一紀の「対話篇」の中の 「死神」のサイドストーリーが ドラマ化記念と言う事で付いていたのですが その時は小説を読む気にもならず やはり「猫にかまけて」と同じ頃に読みました。 愛する人々が全て死んでしまう死神と呼ばれる青年の 恋人の目線で語られた話の中で 恋人の 好きな人には絶対に 会って好きだ! と言わないとダメなの! いつどちらがどうなってしまうかもわからないのだから。 と言う様なセリフに 一時間も有れば会える距離に住んでいた友人と 余裕が無いと言うだけの理由で 何年も会わないまま 永遠にお別れとなってしまった事への 悔恨が込み上げて 号泣せずにはいられませんでした。 近年読む本は実用本か漫画ばかりで 余り文芸作品は読んでいない事も有り 漫画ネタを下書きしている以外に 文芸作品に付いて書く気も無かったのですが 私の亡くなった友人と Mさんの亡くなった友人の 鎮魂の意味も込めて 書いて置きたいと思いました。 庭に咲いた秋の薔薇を 亡き人々に捧げます。

続きを読む

このブログでよく読まれている記事

もっと見る

総合記事ランキング

もっと見る