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テーマ:戦争反対(1190)
カテゴリ:詩
「大きな画用紙」~僕なりの平和主義~
私の絵が好いと 左手の画用紙を高々と掲げる 私の方が好いと 向かいあう人が違う絵を掲げる 二人はお互いに いかに自分の絵が優れているか 周りの人に語りかけ 必死に仲間を集める 二人はお互いに いかに相手の絵が酷いものか 声の大きな陰口を 相手を見ずに叫び続ける 二人がお互いに私の側じゃないなら敵だと言うので 間に挟まれた人たちは どちらかを取らなくてはならなくなった 誰かが 新しい画用紙を持ってきて 一緒に絵を描こうよって 言えたら好いのに。 そんなの非現実的だって諦めて 自分の絵を守り続けてばかり バラバラだった二組が いつか 大きな画用紙を前に 一緒に 素敵な絵を描く日を創れるように 私はその為なら 自分が描いた平和の絵も喜んで破ろう。 新しい画用紙を持ってきて 一緒に絵を描こうよ。 (作成:2004年11月上旬) ---------------------------------------------- 詩を書きました。 「ペンは剣より強し」 だけど、 僕は強さを求めたくない。 「平和」という武器で相手を脅したくはない。 「相手を打ち負かせば終わり」という戦争理論で、平和を語りたくない。 そんな思いから描きました。 但し。 今必要なのはペンの強さかもしれない、 なんて悲しいかな思ってしまいますが。 「ペンの暴力」は通過点であって欲しいと思います。 これが僕なりの平和主義です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
November 23, 2004 04:15:20 AM
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