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昭和40年代後半 俺が小学校1,2年生だったころの話です 俺の住んでたところは雇用促進住宅いわば団地だった その当時 俺が同じ団地に住んでる一つ年上の男の子に いじめられて泣かされて帰ってくるので (今の俺から想像できないけどか弱かったじゃよ) 俺のおかあがその男の子のところに文句を言いに行った その子の母親におかあが 「いじめやんといてよ ちゃんとしてくれたら知らんことないさかいよ」 その言葉に部屋の奥に居た父親が激怒しておかあにこう言った 「いじめてたらお礼参りに来るんか」 おかあは「いじめないで仲良く遊んであげてよ 普通に遊んでくれたらお礼します」 と言ったのだが そこの家庭は九州から和歌山に引っ越してきた人たちで 言葉の意味合いを逆にとったらしいです その後におっちゃん酒飲んで道歩いてて車にひかれて亡くなったけど あの地震で福島県から兵庫県に引っ越してきた人が 近所の人たちが「サラあげよか」「サラあげよか」と言ったので そんなにたくさん皿ばかりいらないから「結構です 要りません」 と断った話やけど ちゃうちゅうねん 関西では新しいものをサラと言うんや そのことをあとでわかった福島県の人は「それならあのときにもらっておけばよかった」 あとの祭りでした 車椅子が運転席になる車両 俺だけが語れる実話【電子書籍】[ 上島太郎 ]楽天Kobo電子書籍ストア お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2017.03.04 20:19:37
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