カテゴリ:ドラマ・映画について
ダウン症と診断され余命わずかと宣告された子供と、両親の6年2カ月にわたる愛に満ちた日々を描く。
加藤浩美原作、矢島正雄脚本、雨宮望演出。 外資系の銀行で働く幸太郎(船越英一郎)と職場結婚した由美(松田聖子)は、2世誕生を心待ちにしていた。 間もなく由美は体重2414グラムの男の子を無事出産。 だが医師からダウン症の疑いがあると告げられた幸太郎と由美は、子供を秋雪と名付け、すぐさま医療センターで精密検査をする。 その結果、秋雪は余命1年と宣告される。 何人かのお友達とこのドラマを見る約束をした。 出来れば、大勢の人達に見てもらいたい。 ダウン症の子どもたちのことも知ってもらいたい。 僕達は本当に知らないことがたくさんあるのだということも、できれば知ってもらいたい。 寿命と言うのは何だろう? 命は限られている。 生まれながらにそのことをはっきりと知っている人達も居る。 知らない人達も大勢いる。 それは不公平であるとか不平等であるということとは違うだろう。 生まれつきというのは、どういうことなのだろう? 生まれながらに銀のスプーンをくわえているとか・・・ 親に恵まれているとか・・・天運があるとか・・・ それはどういう意味なのだろうか? ダウン症といっても実は一人一人違うのだって、知っていましたか? 人間は一人一人違うのだって知っていますか? 同じように見えても実は少しずつ違うのだって、分かっていますか? 僕は知りませんでした。 ダウン症の子ども達はみんな同じ様なものだと想っていました。 みんな障害を抱えて生まれてきて、みんな寿命が短くて、みんな天使のように死んでゆく・・・。 そんなものだと想ってました。 僕は他人に対して非情です。 僕は自分のことだけで精一杯です。 だから、あまり他人とかかわりを持ちたくありません。 自分にかかわりの無いことには、興味を持たないようにしています。 世界は広いし、僕に出来ることは限られているし、知ることだけでも追いつけません。 6年2ヶ月という短い人生にどういう意味があるのでしょう? きっと意味なんかありませんね。 人生には意味なんてありません。 それは僕の人生も同じです。 ちょっと長いか短いかの違いでしかありません。 其処には意味なんかありません。 彼は眠るように、笑って死んでゆきましたね。 1年しか生きられないと言われていたのに、6年と2ヶ月生きましたね。 其処に意味はありません。 ただ長いか短いかだけです。 意味なんてありません。 ただ、両親は嬉しかったでしょうね・・・きっと。 少しでも長く一緒に居られて・・・嬉しかったでしょうね。 そのことを想うと、涙が止まりません。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[ドラマ・映画について] カテゴリの最新記事
|