Ｈｅｒ'ｓ(ﾊｰｽﾞ)奮闘記！

　　　　　　　　　　【Ｈｅｒ'ｓ奮闘記！】の読者には、クライアントも


これまで何度か、リアルな知人に

　　　　　　　　　　　　『ブログ読んでるよ！』

と言われたことがあります。

そりゃまぁ、公開している訳ですから

誰に読んで頂いてもいい、というスタンスなのですが

たまに“面と向かって”言われると、何とも気恥ずかしい思いがします

最近では、クライアントから

　　　　　　　　　　　『先生のブログ、読んでます！』

と(しかもケア中に！)言われることも増えてきて、それはそれでまた、ハズカシイ…

ヘンなことは書けないな、と、キンチョーします(苦笑)。


先日、あるクライアントの方(その方も、読んで下さっていました)とお話をした時

ちょっとした苦労話？を聞いて頂きました。

以前、まだケアを始める前の頃なら

「どこそこの病院へ行った」「こんな雰囲気だった｣「交通がややこしかった｣…など

ある程度具体的な内容にまで触れることも出来ていましたが

今は“対個人”になっているので、具体的なことを載せるのは、なかなか難しい…と。


もちろん、全てのクライアントがこのブログを読んで下さっている訳ではないでしょうが

読んで下さっていても、そのことを伝えて下さっていない方もあるかも知れません。

例えば、名前などの個人情報は当然伏せていたとしても

年齢や症状やケアの時の会話などを載せると

少なくともご本人は『私のことだ』と気付かれるに違いありません。

「載せてもＯＫ」と思って下さる方も、中にはあるかも知れませんが

言わば“無断で”自分のことを公開されていることに、不快感を持たれる方もきっとあるでしょう。

そもそも、リンパ浮腫　というのは　がんの後遺症　としての発症が大半を占めており

即ち、クライアントはほぼ【がん患者】と言える訳です。

【がん】というと、やはり【深刻な病気】と言わざるを得ないので

不用意に公開するのは、非常にはばかられます。

しかもクライアントの中には、周囲に一切をカミングアウトされていない方もいらっしゃるので

その方が『誰かに知られたら…』という不安を感じられるようなことがあってはならないので

慎重にならなくてはいけません。


そういったことに配慮していると、必然的に話題不足になって(何しろ“引きこもり”なので)

最近のブログの更新は、とみに滞りがちになって…



するとその方が、非常に納得されると同時に

　　　　『私のことは、載せて下さって結構ですよ！と言うか、是非載せて下さい！！』

とおっしゃって下さいました

いわく

【自分が病気のことで色々と悩んだりしたので、他の方がどんな状況なのか気になる

　　　　　　　　　　　　　　　だから逆に、自分のことを知ってもらって、参考にしてもらえたらいい】

…といったお気持ちです。

さらには

【Ｈｅｒ'ｓにかかるにあたって、先にこのブログを読んで、どういう所か・セラピストかを知りたかった

　　　　でも、どんなことをしているのか(流れや方法など)も載せてもらえたら

　　　　　　　　　　　　　　　　　　今後、興味を持っている人の大きな参考資料になるのではないか】

とも。


正直、とても嬉しかったです。

そんな風に言って頂けたら、安心して、より具体的な情報提供が出来ます。

それに、ナルホド、と思ったのが【どんなことをしているのか】という点。

Ｈｅｒ'ｓへ来られたら、まずこんなお話をして・こういうケアの方法があって

時間はどのくらいかかって・どのくらいの頻度で通って…程度のことなら

確かに、各クライアントへのケア内容をつぶさに記載しなくても、イメージがわきそうです。

それでなくてもマイナーな分野なので

患者様にも、色々と情報に通じた方もあれば、全く分からずただ不安を抱えておいでの方もあります。

どんな事をする所なのかも分からなければ、なかなか一歩が踏み出せない方もあるかも知れません。

“目からウロコ”の、素晴らしいご意見に感謝！！です


今後は、漠然としながらもＨｅｒ'ｓのイメージがわきやすいような話題を

折りに触れて書いていってみようかと思います。

また、こんなことが知りたい、などのご要望があれば、日記コメントでも・掲示板でも

或いは、直接メッセージでも構いませんので、お寄せ頂けると嬉しいです。

なるべくご期待に沿うような展開を心がけたいと思います。



セラピストは桃松でも、クライアントとの関わりがあってこそ、ケアが始まります。

クライアントの気持ちの傍で、一緒に歩んでいきたい、そう心から願っています