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hibikiwaon

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May 27, 2007
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テーマ:コーラス(2701)
カテゴリ:〔表現〕
今回はスタッカートの歌い方を考えてみましょう。

「スタッカート」。意味は「音を短く切って」ですね。ただこの記号はいろんな
ニュアンスで使われます。

以前、フォルテは強く、ピアノは弱くという思いこみを捨てようとお話しした
ことがありますが、スタッカートも「短く」という第一義的な意味にとらわれすぎ
ないようにしてほしいと思います。

スタッカートはどのような場面で使われているでしょうか?

・ダンスのように弾むところ
・鋭さを表現しているところ
・立ち止まって考えるようなところ
・緊張をはらんだところ

などなど・・・。

いずれにしても音を短く切ることにかわりはないのですが、単純に短くすれば
いいのではないということはおわかりいただけると思います。

上の例に対応させると順に「弾む」「切る」「置く」「とめる(息をのむ)」
といった違いになるでしょうか。
では、具体的にどのように表現すればこれらの違いが出せるのでしょう?


質問しながら身も蓋もないことを言ってしまえば、実は私もよくわかりません。
が、以下のことを参考にしていただければ少し表現がかわるかもしれません。

・弾む場合は息や音を上の方(高い方)にあげるつもりで切る
・切る場合は息を吐き捨てるような感じで出す
・置く場合は、わずかに長めに音を出す
・とめる場合は、息そのものをとめる感じで切る

「短く」ということだけを意識していると、結果的には「乱暴」「雑」に聞こ
える歌い方になってしまいますので、「このスタッカートはどんなことを表現さ
せたいのか」ということを意識して歌ってほしいと思います。(当然、乱暴に
歌うことを目的にしている部分もあります。)

ちなみに、マルカートやアクセントも同様です。「強調する」「強く」という
意味だけにとらわれず、「強く」「重く」「ていねいに」「長く」「(言葉を)
はっきり」など、その部分にしっくりくる意味に読み替えて歌う練習をしてみ
てください。





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Last updated  May 27, 2007 09:00:40 PM
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