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テーマ:コーラス(2686)
カテゴリ:〔発声〕
多くの合唱団では、練習開始時に発声練習の時間をとっていると思い
ます。この時間は「のどをあたためる」「これから歌うという構えを つくる」という、スポーツでいえばウォーミングアップにあたる意味 を持っています。 ただ、いつも同じ練習だと、機械的に声を出すだけの時間になったり、 退屈な時間になってしまったりします。せっかくの時間がもったいな い! そこで、今回からしばらく、「発見を促す」発声練習の方法をご紹介 したいと思います。短い時間で行えますので、指導される方はもちろ ん、団員の方が家で練習するときの参考にもしていただけたらうれし いです。 ●一息でできるだけ長く歌ってみよう 【方法】 ・「ラ」ぐらいの高すぎず、低すぎずの音で。 ・言葉は「マ」「ナ」などの歌いやすい音で。 ・声の大きさは各自の自由。(「フォルテで」「ピアノで」と指 示してもOK) ・大きくブレスをしてから声を出し、息が続かなくなるまで出し 続ける。大勢で行うときは一斉に声を出し始め、全員が消えた ところで終了。 【目的】 ワンブレスで歌える長さを意識してもらい、徐々に長く歌えるよ うになる ●右の人、左の人と同じ声を出してみよう 【方法】 ・音程、言葉は上記と同じ。 ・大きさはメゾピアノかメゾフォルテぐらいで。 ・今度は息が続かなくなればブレスしてそのまま出し続けてもら う。 ・その際、「自分の右側で歌っている人の声にできるだけ自分の 声を合わせる」よう指示を出す。響きがある程度まとまってく れば終了。 ・同じように「自分の左側で歌っている人の声に合わせる」こと もしてみる。 【目的】 隣の人の声を「聴く」こと、声を「合わせる」ことを意識してもらう 次回も続けます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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