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テーマ:コーラス(2700)
カテゴリ:〔音程〕
前回、階名で歌えるようになることの効用を書きました。今回は階名で歌いやすい「移動ド」の読み方です。シャープやフラットがたくさんついている時は、どこを「ド」と読んだらいいか困ります。今回の記事はちまたでよく知られているドの位置を知る方法です。
楽譜の左端、ト音記号かヘ音記号の横に#や♭が並んでいる位置を見てください。(複数個ついている場合、一番右端に記号がついている位置に注目します。) シャープの場合は、一番右端の♯の音がついている線や間の場所を「シ」 フラットの場合は、一番右端の♭の音がついている線や間の場所を「ファ」 として読むと、移動ドが簡単にみつかります。 具体例をあげます。 ♯が1個だけのときは、五線の一番上の線のところ(固定ドの「ファ」にあた る音)についていますから、ここを「シ」と読みます。そのひとつ上の音(固 定ドの「ソ」)が「ド」になります。 ♯が2個の時は、五線の一番上の線のところと、上から2番目と3番目の線の 間(固定ドの「ファ」「ド」)の順番でつきますから、右側の「ド」の位置の ところが「シ」になります。そのひとつ上の音(固定ドの「レ」)が「ド」に なります。 ♭が1個だけの時は、固定ドの「シ」にあたる場所につきます。ここが「ファ」 ですから、固定ドの「ファ」の音が「ド」になります。 ♭が2個の時は、固定ドの「シ」「ミ」の順でつきます。右側の「ミ」のところ が「ファ」になるので、固定ドの「シ」の音が「ド」になります。 ♯や♭の数が増えても同じことで、一番右の♯の場所が「シ」、一番右の♭の場 所が「ファ」だと覚えておくと便利です。「シャープの「シ」、フラットの「ファ」」 というわけですね。 結局同じことなんですが、もうひとつ別の覚え方もあります。 シャープの場合は「一番右の♯のひとつ上が「ド」」 フラットの場合は「右から二番目のフラットのある音が「ド」」 どちらでも覚えやすい方を使われたらと思います。 これを利用して楽譜に階名を書き込んでおくと、♯や♭がたくさんついている 楽譜でも楽に歌うことができるようになります。 ただ、実際に書き込むときはちょっと注意が必要です。その話はまた次回に。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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