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カテゴリ:DVD
「項羽と劉邦 White Vengeance」この作品は前々から気になっていたので、早くレンタルにならないかな〜と思っていました。いやホント面白かったです。期待を裏切りませんでした。あれだけ多くの登場人物の複雑な関係を、もつれることなく解き明かし、多くの歴史的事象を過不足なく盛り込むとは。その交通整理(?!)の巧みさが素晴らしいです。135分があっという間でした。項羽と劉邦をあまり知らない人にもおススメの、エンターテイメント作品だと思います。 映像も美しく、リアルさとのバランスが絶妙です。勇猛果敢かつムサくて美しい項羽と、時に幼く見えるほど可愛らしいかと思えば、時に大人びて妖艶な虞姫の悲恋が本当に切ない。白髪がまるで魔法使いのような范増と、きっちり整えた髪に皮の上衣がジゴロにしか見えない張良、この二人の囲碁対決の緊迫感には胃がキリキリしそうなくらいでした。 忍者のように身軽な武術の達人の韓信に挑む、樊噲と夏侯エイのアクションも素晴らしい・・・って・・・え?えええ〜!!!なんとその夏侯エイが、まさかのチーフイダーリン(陳之輝)だなんて、知ってたらレンタル開始日にすぐ借りてたのに。なんで楽天レンタルっていつも情報が遅いのっっ。レンタル開始が1月15日からなんて絶対にウソだわ。一月にこの作品の検索かけたことはしっかり覚えてるもの。その時はひっかからなかったわよ・・・・お〜っと失礼、取り乱してしまいました。 この作品で韓信を演じているのはアンディ・オン、アクションの得意なイケメンです。その彼と数々のアクション作品で名脇役を演じてきたチーフイダーリンの立ち回りがたまりません。もっとたくさん堪能したかったわぁ。項羽、項荘、項伯と韓信、樊噲、夏侯エイの戦場での直接対決なんて、有り得ない設定ではありますが、エンターテイメントとして見せてくれるなら有りです。 アクション監督は誰かはわかりませんが、振り付けはなかなか良かった。特に懐王を守る韓信のシーンはスロー再生で何度も見返しました。けど相変わらずダーリンは悲運の人の役なのね。ウィリアム・フォン項羽にやられてあっさり退場、目立った台詞もなかった・・・しくしく。 韓信という人物の私の印象は、自信過剰のイヤな奴だったのですが、最近少し違って見えてきました。それはもう一つの「項羽と劉邦King’s War」を観てからです。さて、この長いドラマをどう紹介していくべきか。とりあえず韓信のことに触れておこうかな。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2014.03.30 17:06:33
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