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ガイド本かなとは思いつつも「ほたるの本」シリーズなので、ちょっと違うのかな?とも思う『 世界遺産紀伊山地熊野古道を行く 』。
ページをめくって「超好感!」って一人で悦に入ってしまいました。 「熊野古道」でありながら、トップは吉野山。 そこから奥駆道の幾つかをピックアップ。 そして熊野古道に続く構成となっているのです。 役行者も歩いたという熊野古道ですが、それは熊野から吉野だったので、熊野古道を先に掲載してそれから奥駆道という順峯でも十分に私としては嬉しいのに、北から南というのは超個人的にはありがたいです それぞれの古道の幾つかを区切って、一般の人でもそこそこ歩ける部分をピックアップして簡易的な地図ではありますが、それと共にルート説明がされています。 全面的にガイドブックと言えないのが、写真の多さ。 おそらく写真集的な扱いでもないのかと思います。 それと後半では熊野関係者の手記が掲載されているところでしょうか。 簡単ではありますが、熊野詣のこと、熊野修験のことが取り上げられています。 そして、歴史的年表。 712年、和銅5年神武天皇が熊野に至り、八咫烏が神武天皇一考を病址に導いたということを『古事記』に記してあるというところからスタートします。 改めてこの年表を眺めているだけでも主要な歴史上の人物がこの熊野に入っていることが分かります。 さすが1300年以上の歴史です。 本書は2005年に刊行されたものですが、この時期、紀伊山地が世界遺産に登録された時なので、このような本が思っていた以上にかなり多く出版されているのが、この1年登拝系の本を手にして分かってきました。 似たような本とはなるのですが、出版社によって微妙に焦点が異なっているところが読んでいてなかなか面白く、興味深いところでもあります。 にほんブログ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2023年11月30日 06時50分00秒
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