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本書『地球の歩き方 ムー 異世界の歩き方』の制作現場の番組をかつて観た記憶があるんですよねーー。
この時は「ムー」とのコラボがメインではなくて、地球の歩き方の出版社が学研へ移行したというのが話の中心だったと思います。 その上、コロナ禍で海外を焦点化したこのシリーズが製作できなくなって、舞台を国内に。 そして「ムー」とのコラボに至ったというのが番組の流れだったと思います。 番組を観て、それっきりになっていたのですが、ようやく出会いました(笑)。 因みに私の中では本書は「登拝系本」です。 なぜなら、海外の異世界に混ざって、三輪神社が取り上げられているんです。 それは国内の「磐座と磐境」のページにて。 他に、越木岩神社と天白磐座遺跡。 ムー的には、 「万物の中に神々を見出した日本における最古の信仰形態」 なんですねー。 いや、ムー的じゃなくても、磐座などの説明時にはこのように応えるしかないのでは……と思うのですけど(笑)。 本書全体としては、世界中の古代遺跡を集めています。 もちろん、そこを訪れ時のポイントなど、地球の歩き方としてのガイドブック要素は十分すぎる程発揮してくれています。 だけど「ムー」(笑)。 これまでこのシリーズは縦の繋がりというか、それぞれの「国」のみを旅ができるような構成となっていましたが、このムーは世界中の遺跡を集めてますので、横のつながりを焦点化。 つまり、旅をする時、一つの国にとどまらず、目的のものを目にするために国から国へ横っ飛びという感じでしょうか。 私自身、かつて「ムー」は読んでいましたし、私が小学生の頃は学校の正門で「世界の七不思議」を筆頭に、書店では並んでいない本を見知らぬ方がしばし売っていて、もれなくそれを購入していたのは何を隠そうこの私。 なので、小学生当時から本書にも取り上げられている遺跡などは漠然と知っていたのですね。 でも、こうして地球の歩き方にかかれば、そんな遺跡もあるのーーーというものも幾つか。 更にエジプトの遺跡だけで、何ページにも渡って掘り下げていますし、聖杯伝説やら、マリア伝説、メイソンに至るまでムー的な焦点でも様々な遺跡を取り上げてくれています。 南米の遺跡なんて、聞いたこともないようなものもたくさんありました。 現存している遺跡だけではなく、幻の都「アトランティス大陸」何よりも大切な「ムー大陸」ももちろん取り上げられています。 この二つなんて、語られているだけで大陸としての姿を目にしていないのに、どうやって旅先にするのかと疑問に持つと思うのですが、痕跡がそれなりにあるんですねーーー。 代わりにそちらに行ってもらいましょうという編集室の魂胆。 つまり、とりあえず渡航先の許可さえ出れば「ムー」的な場所に行けちゃうんですねー。 素晴らしい。 因み地元、広島にある比婆山もここで取り上げられていますが、それはもちろんUMAとしての「ヒバゴン」のいる山としての紹介。 一応、国生みの神「イザナミノミコト」が葬られた山というのも一言書かれてはいますけどね。 ムー的に「ヒバゴン」は国内のUMAとしてはツボなのでしょうか。 確か屈斜路湖のクッシーなんてのも過去に話題になったような気がしましたが、そちらは取り上げられておりません。 青森在住中に何度か観光した戸来村。 ここにはキリストの墓があります。 そして、同じ青森県内にある梵珠山には釈迦の墓があります(私は未踏)。 戸来村の場合、このキリストの墓は「竹内文書」に基づくものだと言う事を知っていたのですが、釈迦の墓もそれだったとは……というのが私にとっては本書の中でいちばんの驚き。 そして、まだ手にしていませんが「竹内文書」の本の存在も知ったので、是非読んでみたいと思っています。 「ムー」なのでとんでも本かと思ったら全く異なっていて、ともかく久々に読んでるだけでお腹いっぱいになるガイドブックでした! にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2023年12月04日 06時45分33秒
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