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ブックアドバイザー木村綾子の日々の徒然

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2024年01月02日
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新年の幕開けにふさわしい『​ねこは液体​』。



知ってはいたんですよ、猫様が液体だってことは、経験測として。
しかし、本書での「はじめに」でこのように書かれているんです。

物質の変形や動きをテーマとする「流動学」を研究していた氏(※物理学者:マーク=アントワーヌ・ファルダン)は、自らの成果を解説するための絶好の事象として「猫の液体化」に目を付けたのである。

液体の定義のひとつとして、容れられた空間の中に収まるように形状を変化させることが挙げられる。猫は、自らが入った狭い空間で十分な時間を与えることによって、その空間に合わせた形状に変化していく。これは、アスファルトや氷河、地底から大陸を支えるマントルなど、固体としか考えられない物質が、実は流動化い続ける現象と同様である。その観点から見ても猫は液体なのである。

ファルダン氏のこのノーベル賞級の画期的論考は、惜しくも2017年にイグノーベル賞を受賞するに留まった。(p2~3)


何より驚いたのは「イグノーベル賞」を受賞していたということ。
ということは、これは選考委員会も「猫は液体」であるということを認めたと言っても過言ではありません。
猫界隈の戯言ではなくて、ワールドワイドで認識されているという事象。

まぁ、このような言葉からスタートして、後は、液体であることを証明する画像が盛りだくさんとなるわけです。

やはり凄いなとおもうのは、内部が曲線ではなく、直方体などの直線となっている角にもきっちりと体を納めているということでしょうか。
これぞ液体と言わんばかりのものです。

また、自分の体よりも小さい花瓶に頭から突っ込んで、体型を整えて頭は花瓶の外に出すと言う技。
その狭苦しいところでどうやって体型を整えているのか、その過程もコマ送りのように画像で掲載されています。

この作品はぶっちゃけ、ただの写真集のはずなのですが、「はじめに」での言葉を受けての証明画像でもあるわけです。
なかなかに新年早々素敵な本に出合いました。
こりゃ、幸先良いぞ♪

そして、北陸のみなさんにこれ以上被害がでないことをただただ祈ります。


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最終更新日  2024年01月02日 06時31分57秒
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