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ブックアドバイザー木村綾子の日々の徒然

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2024年07月18日
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カテゴリ:カテゴリ未分類
この日はほぼ雨の予報。
普段でしたら、このような日はお散歩を中止するのですが、この日は何がなんでもお散歩せねばならない案件があり(苦笑)。
その案件だけのお散歩にすればいいのですが、やはりそうなると他の場所もお散歩したくなります。
むちゃくちゃお山の中を歩くというわけでもありませんでしたので、案件も含めてお散歩してきました。

最初に向かったのが、世尊寺。
旧比曽寺です。
ここは役行者が修行をした場所。
創建は聖徳太子と言われています。

 ←総門

 ←東塔跡

東塔は秀吉が伏見城に移築した後、更に三井寺にお引越し。
現在は三井寺で重文となっています。
ってか、ここでも秀吉の横暴ぶりが……。
秀吉がほれ込んだ程の塔だったのだとは思うのですが……。

  

山門の表と裏(笑)。
回廊になっています。

参拝客が私一人だったこともあり、住職さんからこのお寺に関することを約1時間程ご教授頂きました。
お寺の場所が移動しないで、名前が3回も変わったのはこちらだけであるとか。
皇室関係の人も歴代に渡り(聖徳太子の時代以降1300年に渡りということになります)、参詣されているとか。
役行者はここで1年半修行したとか。
そうそう、ここの阿弥陀如来がですね、あの飛鳥寺の大仏さんとほぼお顔が一緒。
つまり同じ時期に建立されたということが分かります。
まだ大陸仏像の面影がくっきり。
耳たぶが超福耳で、面長でアルカイックスマイル。
まさかここで飛鳥寺と同じお顔の仏像に出会うとは、ここでは飛鳥寺以上にゆっくりと拝見することができます。
もちろん、役行者像にもご挨拶。
ちなみに役行者の修行拠点はこちらの滝。



この日は案件事項が入っておりますので、この滝は改めてということで。

太子堂の中も案内して頂いたのですが、ここにはなんと役行者が描かれた版木が展示されていました。
初めて役行者の版木なんて目にしたーーーー!!!!

 ←太子堂

 ←世尊寺から見る吉野山

さて、この後は一度最初に下りた駅六田まで戻り、ここから東に吉野川沿いをてくてく。
10分ほど歩いたところにあるのが、柳の渡し。
大峯奥駆の起点であり終点。

  ←禊の吉野川

横の吉野川で奥駆をする時に禊をします。

また、対岸には役行者像が祀られており、その前を左に折れ、奥駆け道をてくてく。

  

鹿さんにも会いました。

  

奥駆道の一之坂と大峰七十五靡の75番の行場柳の宿跡。
今は100mほど東に移動。



↑こちらが現在の柳の宿。

更にここから本格的な地道となってきます。
山道を抜けると奥駆道は吉野神宮参道とぶつかります。

 ←画像左手が奥駆道。

吉野神宮は南朝時代の後醍醐天皇をお祀りしています。
しかし、なんとここには大峰七十五靡の74番目があります。
それがこちら。



石柱は「丈六平」となっていますが、靡としては「丈六山」。
吉野神宮は明治22年に創建されていますから、もともとここは奥駆道が通っていたお山の中だったと思われます。
かつては弥勒と地蔵がお祀りされたお堂があったそうです。

またここにはノーマークだったのですが、私の好物の1つ懸造りの建物跡がありました!



 

上部は礎石跡があります(下段左側)。
で、これは元参集殿。
現在の参集殿が下段右側の画像。
駐車場の端に移動していました。

 

こちらが吉野神宮の第2の鳥居と社殿です。

ここから金峯山寺に向かって車道をてくてく。
この現在車道となっているところが奥駆道ですが、風情も何もあったものではない!
と思っていたら何とまぁ色々と当時の面影が残っておりました。



不動坂。
かつては不動明王がお祀りされていたお堂があったようです。

 

不動坂を超えたところに薬師堂とお茶屋さんがかつてありました。
薬師堂は明治初年まであったそうですが、廃仏毀釈により壊されてしまいました。
もーーーっ、ここにも廃仏毀釈の影響が!
そして、お茶屋さんもあったそうです。
秀吉が吉野詣の際には不動坂を超えたここで一服したとか。
なるほど、都から吉野入りする時はこの道を通って来たということは、奥駆道でもありながら、人々が歩く生活道路でもここはあったようです。
秀吉は自らの脚で歩いている訳ではないと思うので、お付きの人々をここで休憩させたというのが正解なのでしょうね。←珍しく秀吉を擁護(笑)。

  

吉野山に車で来られた方々のメイン駐車場が奥駆道にあることになります(笑)。
お山からは湯気が出ておりますが、結果としてずっと雨でした。
傘を差しながら歩いても危険がなく、かつ山道も歩ける唯一の箇所かも。




大橋に到着。
こちらの大橋は、観光サイトによると、
川の無い吉野山の尾根に架かる不思議な橋。

これも元弘の乱の戦略上の橋の名残り。吉野三橋の一つ

なのだそうです。
これまで、私は幾度となく吉野山に来ていますが、この大橋をきちんと渡ったのはこの日が初めて。
駅から歩くルートは丁度この橋の南詰め(この画像だと奥側)のところに出てきます。

と言うことで前編はここまで。
後編がこの日のメインイベントです(笑)。


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最終更新日  2024年07月18日 06時31分40秒
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