昨日は、五輪に王手をかけた日本代表が地元台湾代表との最終決戦に挑みました。
戦前の状態は
日本:2勝
韓国:2勝1敗
台湾:1勝1敗
ということで、万が一にも日本が敗北すると、2勝1敗で3チームが並ぶ事になります。
今大会はWBCと同じく、同成績の場合は失点率によって順位を決めるシステムになっておりますので、大差の打ち合いの末負けてしまいますと韓国に出場権が渡ります。
ということは、台湾は大差をつけ尚且つ失点せずに勝つ。
大差の打ち合いになってしまったら、その時点で北京の道は閉ざされるという厳しい状況。
うん、日本が大分有利ですね。
まぁ、そんな細かい事を気にしないように爆勝といって欲しいところです。
先発は「彼はエースだ、日本のエースだ」ダルビッシュ有。
日本シリーズで見せた圧巻のピッチングがここで炸裂するば、難なく北京のキップはいただきです。
頼むぜ、ダル!
初回、先行は日本。
相手のミスに乗じて、先頭の西岡が出塁します。
台湾の球場は非常にイレギュラーが多い。西岡自身もイレギュラーには悩まされているでしょうから、意識してイレギュラーがおきやすいゴロを打って行ったのでしょうか?
無難に川崎が送って、ここまでノーヒットの青木。
そろそろ首位打者が目覚める頃だ。。。
カッキーン!
鋭い打球が一塁に飛び、ファーストのファンブルを誘いますが、セカンドに上手くフォローされ、惜しくもアウト。
アウト??セーフに見えたけど、贔屓目からかな??
ですが、ランナーは進塁し、4番の新井。
正直、以前の移籍報道で新井にはガッカリさせられたが、それはそれ。これはこれ。
代表戦というものの前には、自身の中にあるわだかまりなんぞ捨てて必死に応援です。
あらいーーーー、うってくれーーーーーーー!!!
ガゴッ!
おっと、デッドボールか。ケガは気をつけてよ。。。
と、思っていたらファールの判定。
ファール??デッドボールに見えたけど、贔屓目からかな??
まぁ、スローで見ればまごう事なきデッドボールですが、判定は覆りません。
しょうがない、これが野球だ、新井切り替えてくれ!!
カッキーーーーーン!!!!
見事過ぎる打球が三遊間を破りました。
新井はベンチに向かって気迫のガッツポーズ!!
前夜の稲葉のタイムリーが思い出されますね~。
しかし、この大会新井は気迫を前面に押し出して戦っております。
それで結果も出ているのですからアドレナリン出まくりでしょう。
それと反対にイマイチ気迫が感じられないのが、大会前新井と4番の座を競ったベイスターズの4番、我らが村田。
そんな事はないはずですが、なんか淡々とした表情でプレーしてる感じです。初の国際試合の雰囲気に飲まれているのでしょうか??
新井に負けずに頑張って欲しいのですが、ここはレフトライナー、残念。
その裏、ダルビッシュの立ち上がり。
・・・・ちと調子が悪そう。
ボール先行の苦しいピッチングですし、日本シリーズで見た唸る剛球が見られません。
ですが、苦しみながらも抑えるのは流石にエースと呼ばれる男。
この回以降、毎回ボール先行でカウントを悪くする苦しい投球が続きますが、要所を締めて台湾に得点を許しません。
フォークのすっぽぬけが多いですね。
野外のダルは調子出ないのか??
その後、日本も韓国戦同様、台湾のピッチャーに押さえ込まれ、なかなか追撃の一手がうてません。うーむ、ヒリヒリする投手戦だ。
試合が動いたのは6回裏。
ポンポンと2アウトを取ったダルビッシュに落とし穴がまっていました。
3番バッターにヒットを打たれ(それでもこの時点でまだ被安打は2)、向かえるは台湾の主砲:陳金鋒。
中継・解説によると「アウトハイ」はヤバイとの事で、内角・アウトローでの攻めが続きますが、相変わらずの制球難、カウントが苦しくなっていきます。
向かえた1-3。
ちょっと真ん中外寄りのストレートを打たれ、痛恨の2ラン被弾!
う、ウソだろ!?
ダルビッシュが打たれた!!
これで6回終わって、1-2。
残る攻撃回は3回・・・・
いや、まだ3回「も」攻撃できる!
それに逆転されたとは言え、6回2失点は先発の役目としてはまぁ合格点。
ここは打撃陣が奮起せにゃなるまいよ!!
心の中でそんなゲキを代表に飛ばしてみる、頑張れ打撃陣。
先頭バッターは村田。
繋いでくれ!!
ボゴッ
デッドボールで出塁。
村田は打って出たかったかもしれないが、とにかく出塁することが大事。
結果オーケーですわ。
その後稲葉がヒットを打って、1-2塁になったところで村田は宮本と交代。
これにて、我らが村田のアジア予選の出番は終了。
成績だけ見ると、打率は悪くないのですが、6番に座りながら打点「0」は痛い。
言いたくないですが、繋ぐけどチャンスに弱かったということになりますね。
でも、4番で活躍している新井も初の国際試合であるWBCでは代打で結果を出す事ができず、屈辱の帰国からここまで成長したということを考えると、村田に取っては良い経験であり、試練でもあるはずです。
ここを乗り越えて、来年の本戦では爆発して欲しい。
頑張れ、村田!!
っと、試合に戻ると里崎クンがバントの構え。
バントは成功するも、ピッチャー前に転がる微妙なバント、三塁ギリギリか!?
ここで、失点を恐れた台湾にミスが。
キャッチャーが三塁を指し、三塁へ送球。
結果はセーフでノーアウト満塁。
素人考えでは、ギリギリのタイミングで勝負したくなる気持ちもわかりますが、失敗したらノーアウト満塁、フィルダースチョイスは避けたいところのはず、焦りでしょうか?
ここでバッターは繋ぐ四番サブロー。
タイムリーを期待して応援を続けますが、ここで星野監督が予想外(いやまぁ、可能性的にはあるとは思いましたが)の作戦、スクイズに出ます!
正直、満塁なので本塁はフォースアウトが適用される関係上、下手したらゲッツー食らって無得点の可能性もあるだけに、痺れる采配だったと思います。
結果、成功し同点。
その後、勢いに乗った日本打線が畳み掛け、一挙6得点。
ほぼゲームを決めました。
その後はダル-球児-浩治という豪華リレーが登板し、台湾の反撃をシャットアウト。
日本が三戦全勝で北京行きを決めました!!
いやー、今回の予選は本当にドキドキしっぱなしの戦いでしたね。
昨日も書きましたが、サッカー日本代表のワールドカップ予選並みの緊張感を持って観戦・応援しておりました。
やはり、「代表戦」は非常に熱くなれますし、有意義なコンテンツであると言えます。
今後は野球の「代表戦」が多く見られると良いのですが、残念ながら五輪は今年が最後。
「代表戦」が見られるのはWBCのみということになります。
うーん、もう少しなんとかならないものか・・・
っと、今回の五輪予選で野球熱に火がつきまして、急遽手つかずのギャラリーを一部更新。
シリーズコンプやパーソナルコンプ以外でマイコレにしているメモラ・直筆をちょいとギャラリー化してみました。
そのうちシリアルとかBBHのギャラリーも作ってみたいところ。
こういったイベントで気合入れて作る癖を考えると、次回の大幅なギャラリー更新は春の開幕時!?
完全に蛇足ですが、テレビ放送のオーダー紹介時に流されたBGM、パイレーツオブカリビアンの「彼こそが海賊 He's A Pirate」は、こういった国と国の威信を賭けた戦いという舞台において、決戦前の気分を高めるには最高の曲だと個人的には思いました。
この曲は常にMDウォークマンに入っている程のお気に入りですので、この曲が使われてちと満足です。
あ、パイレーツの3作目、明日DVD発売ですね。
買わなきゃ、買わなきゃ。