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東村山グルメ日記

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マサ@東村山

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2007年03月21日
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カテゴリ:ノンジャンル
 東村山の地ソース会社として昨年はTV情報番組「出没!アド街ック天国」にも登場した「ポールスタア」。2005年末にオンラインショッピングを始めて以来、「洋食屋さんのトマトバジルソース」や「ごまみそめんつゆ」などの新商品を発売するなど、積極的に営業を展開している。

トマトバジルソース

 しかし、1ユーザーとして見ると、まだまだ不満な点はある。例えば昨年9月に発売された「洋食屋さんのトマトバジルソース」。試してみたいと思っていろんなスーパーを探したのだが、なかなか見つからず、恩多町のスーパー「マルフジ東村山店」でやっと見つけることができた。地元なんだから、もう少し簡単に手に入るようにして欲しいなぁ。
 それからもう1つ。昨年の「市民産業まつり」に同じ地ソース会社である「竹田食品」の出店はあったのに、「ポールスタア」はなかった。やはり地元に対してもっとアピールして欲しいなぁ。

 とまあ、そんなことを考えていたところ、先日、「ポールスタア」の桜井憲一社長から「会いませんか?」とメールをいただいた。会社に行き話を聞くと、私が言うまでもなく、「ポールスタア」に対して地元ユーザーが抱いている不満については認識していて、改善策をいろいろと講じているのだという。3月9日にオープンした「いなげや市役所前店」「ポールスタア」商品が入っていたのはその努力の成果だ。

「今年はもっと地元に対してアピールしていこうと思っているんです。それでですね、今日来ていただいたのは……」と言いながら、桜井社長はあるモノを机の上に出した。

いかすみカレー

 真っ黒な冷凍パック。その上に張られているラベルを見ると、ナント「いかすみカレーソース」と書いてあるではないか! ソース会社がカレー? 一体なぜ?

「ソースなどの調味料って、1回買うと消費期間が長いでしょ。だから『いいモノだ』と思ってもらっても、次に買うのは半年後になったりするんですよね。だからなかなかヒット商品というモノは生まれにくいんです」

 なるほど。それで消費期間の短い商品をつくろうと思ったワケですか。でもそれって、カレー以外にもいろいろと候補はあったんじゃないですか?

「最初はソースや焼き肉のタレよりも食卓に上がる頻度が高く、使用量の多いドレッシングや使いきりタイプの調味料を考えていました」

 それがどうしてカレーになったんですか?

「キッカケは昨年の秋に、スーパーの『いなげや』さんからロコモコ丼のソースを考えて欲しいという依頼があり、いろいろ食べ歩いて行き着いたのが、まず美味しいカレーをつくるということだったんです。そのカレーをつくってみたら、思いのほかいいカレーができて、ひょっとして明確な特徴を出せば本格的に売れるのでは…と考えたんです」

 その「明確な特徴」ということでイカ墨が取り入れられたってことですね。でも、この「いかすみカレー」に至るまでに、どんなカレーが候補として挙がったのですか?

「目の玉が飛び出しそうな『ハバネロ・タバスコカレー』や、ワイン色で大人向けの『フレンチ・ワインカレー』、真っ赤な『キムチ・トマトカレー』、『田子のにんにくカレー』や『下仁田ネギカレー』などですね」

 どれも旨そうですね。その中で選ばれたこの「いかすみカレー」、特徴とウリは何ですか?

「まず見た目に強烈なブラック、食べてビックリ、ミシュランの三ツ星クラスの味……ということですかね。それもそのハズで、実を言うと商品開発室長の河野はシェフ暦28年、以前は東京プリンスホテルのシェフを務め、本場ヨーロッパでも経験を積んだ本格的なシェフなのです。たぶん皆さんは信じてくれないと思いますが、ナントそのシェフがポールスタアの商品開発の責任者なのです。
 カレーを見ただけでは分りませんが、ベースのカレールーを作った後に、にんにく、オニオン、トマト、白ワイン、チキンとホタテのだし、それにイカ墨、輪切りの生イカを加え煮込んでいます。ただしイカが入ったままだとポールスタアの機械では充填できませんので、それだけは取り出して袋詰めし、その後、冷凍して保存しています。
 まだレトルトの装置がないので、現状では保存期間を長くできません。ただ、レトルト品は競合メーカーがあり過ぎるのと、作ってすぐの美味しさとは違ってしまうので、長期保存のできるレトルト商品にすべきかどうか、今は迷っています」


 見た目のインパクトは、この冷凍パックを見ただけでわかりますが、味にもかなり自信を持っているようですね。ところで見た感じ、具が見当たらないんですけど、何が入っているんですか? また今後、何を入れていこうと考えていますか?

「具は何も入っていません。これからも入れる気はありません。なぜなら、カレーはカレーソースそのものに一番価値があり、具を加えれば加えるほどソースの味を下げてしまうと考えるからです。だから皆さまにはぜひソースの味の美味しさを堪能していただきたいと考えています」

 この冷凍パックは300グラムと、ちょっと多めですけど、商品化する場合は、どれくらいの量で、価格はいくらに設定する予定ですか?

「それはまだ未定です」

 今後、どれくらいの改良・試食段階を経て、いつごろの発売を目指しているのですか?

「それも未定です。ただ、4月1日に東村山駅前で行われる本町桜まつりには、コーナーを設置し、幟旗を立てて、1皿200円で販売する予定です。そして6月の菖蒲まつりでも模擬店を出して販売し、好評ならその後保存テストを繰り返し、11月の市民産業まつりくらいには商品として販売できるかもしれません」

 具体的な商品名はもうお考えですか? 候補があればいくつか教えてください。

「商品名はもう決まっています。『元祖・東村山3丁目 黒カリー』です」

 最後に桜井社長自身の食べた感想をお聞かせください。

「今までつくって来た商品とは全く違うジャンルの商品開発でしたので、最初は期待しませんでした。ところが出来上がってみると、自称B級グルメの私が想像していたよりはるかにいい出来で、ハッキリ言って自分でも驚いています」


 ということなので、早速、私は自宅に持ち帰ると冷凍パックをお湯に入れ、シッカリ温めてから食べてみることにした。

これがいかすみカレーライスだ

 300グラムだから、1皿に入れるとかなりのボリュームだ。というか、「普通、1皿に入れるか?」とちょっと後悔。
 しかし、それにしても黒い!

色は墨のように真っ黒

 アップでドーン! やっぱり黒い。食欲をそそるかどうかは別にして、インパクトは凄い。色の衝撃に惑わされて感じなかったけど、アップで写真を撮る際、鼻腔に飛び込んできた香りは、まさしくカレー。しかも、私の経験から言って、かなり旨そうな香りだ。

見た目はかなり悪いけど…

 さて、それでは食べてみますか。スプーンでご飯と一緒にすくうと、すぐにご飯が黒く染まっていく。とても旨そうには見えないんだけど、ひと口でパクッ&モグモグ……。

う(◎o◎)ま~~~!!!

 間違いなくカレーだ。それも上等、上品な味わいのカレー。いやあ、参った。桜井社長の言う「ミシュランの三ツ星クラスの味」というのは大ゲサと思って聞いていたけど、これはかなり旨いと思う。
 とはいえ、具材がないのはちょっと寂しいし、同じ味で全部食べるのもちょいとツラい。というワケで……。

自分仕様で玉子をON!

 生玉子をON!しちゃいました。邪道なのは重々わかっているけど、タマラーはこれをやらなきゃ気が済まないワケなんですよ。本当は温泉玉子がベストなんだけどなぁ……。
 玉子をかき混ぜると、たちまち黒色のカレーに飲み込まれ、真っ黒に。パッと見ると、何の変化もなかったように感じるのだが、食べると玉子の味がカレーにうまくブレンドされて、

う(◎o◎)ま~~~!!!

 いやあ、これはイケる。タマラーなら絶対にやるべきだね。
 ご飯2杯分の大盛りカレーだったにもかかわらず、10分とかからず完食。ふーっ、満足! 値段設定にもよるけど、これは発売されたらもう一度食べたいなぁ。

 具材ナシのこだわりはいいと思うけど、もしイベントなどで販売するなら、トッピングがあるといいかもしれない。温泉玉子とか、コロッケとか、唐揚げとかね。「ポールスタア」の模擬店でトッピングをしなくても、他のお肉屋さんの出店とかでコロッケなどを買って自分で加えて食べてもいいかもしれない。

 レトルトじゃないので長期保存はできないということだが、それならいっそ東村山でしか手に入らない限定商品にしてしまってはどうだろうか。商品名も「元祖・東村山3丁目 黒カリー」なのだから、それくらい思い切ったことをしてもいいと思う。まあ、それじゃあもともとの目的である全国的なヒット商品にはならないけど……。

 でもこのカレーが「ポールスタア」としては、かなりの挑戦的な商品であることは間違いない。興味のある人は、4月1日の本町桜まつりでぜひ味見をしてみて欲しい。


【DATA】
住所:東村山市久米川町3-28-2
フリーダイヤル:0120-59-7110
電話:042-395-0554
ホームページはこちら




★お店や料理に関する記述は、訪問時における管理人・マサ本人の主観によるものであり、誰が行っても同じ印象を抱くとは限りません。






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最終更新日  2012年04月19日 09時13分16秒
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