2010/02/02(火)11:39
散歩途中の甘味補給所にピッタリの和菓子屋さん
久米川駅から全生園に延びる通りを車で走るたびに気になっていたお店が、今回紹介する和菓子店「せき口」だ。
場所は鷹の道との交差点を通り過ぎて、割とすぐ左側にある。スーパー「あまいけ」の斜向かいと言った方がわかりやすいだろうか。
このお店の何が気になったかというと、「お店周辺以外に住んでいる人は、どうやって買いにいけばいいのだろう?」ということだ。
バス通りに面しているから、ちょっと車を止めて買い物というのは大迷惑。車で買いに行く場合は、スーパー「あまいけ」に買い物に行ったついでに、というパターンしか買えそうにない。
かと言って、歩いて行くと、家に持ち帰るまでに時間がかかるし……ということで、なかなか取材できないでいたのだが、先日、「あっ、そうだ!」とあることに気が付いた。
何も家に持ち帰って食べることはないんだよ。散歩の途中にベンチにでも座って食べればいいんだ。よし、天気のいい日にやってみよう。
てなワケで先日、やっと念願かなって行くことができた。
店内は2人も入ればいっぱいになってしまうほど狭く、すぐ目の前にショーケースがある。気になったのはパッと目に付く「どら焼」(150円)だ。
ショーケースの奥の方にある「茶まんじゅう」(105円)や「柚子まんじゅう」(105円)というのも気になる。
いろいろと迷った末に買ったのは、「どら焼」と「柚子まんじゅう」。あわせて255円。散歩のおやつとしてはお手頃じゃないかな。
多摩北部医療センター前の歩道にはベンチが結構あるので、その1つに座って包み紙を広げる。この日は天気が良くてポカポカしていて気持ちいい。
「どら焼」は小ぶりなんだけど、その割には重みがある。
食べると、挟んでいる皮の生地がシットリとして妙に密度が感じられる。そして中の粒あんもたっぷり入っていて、これもシットリとした歯応えがある。
どら焼きというと、軽い食感と味わいのモノが多いと思うんだけど、これはちょっと重厚な感じ。どら焼きなんだけど、違う和菓子を食べているような錯覚を抱いてしまう。
こちらは「柚子まんじゅう」。淡いブルーっぽい色をしていて、何だかかわいい。
食べてみると……おおっ! 確かに柚子の香りが口に広がる。エッ、どうして? どこに柚子が入っているんだろう? 皮? あんこ?……別々に食べてみるも、もともと敏感な舌の持ち主でない私にわかるハズがない。
でも、この「柚子まんじゅう」、旨かったなぁ。
この日は甘いモノを補給したお陰か、久米川駅から新秋津駅まで散歩することができた。このお店は絶好の甘味補給ポイントだと思うなぁ。
まあ、自転車で行けば、サーッと持ち帰って家で食べることもできるんだけど、外で食べる和菓子って旨いんだよね。皆さんも散歩の折に通りかかったら、買ってみてぜひベンチに座って食べてみてください。天気が良ければ、すごく幸せな気分になりますから。
【DATA】
住所:東村山市青葉町2-1-5
電話:042-392-1167
★お店や料理に関する記述は、訪問時における管理人・マサ本人の主観によるものであり、誰が行っても同じ印象を抱くとは限りません。